secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

JB64Wは何処へゆく?

あっという間に1,800キロ目前

あけおめことよろ

前回の続き(みたいなもの)。
帰宅すると1,780キロ走破したではありませんか。と言うことは後20キロも走れば1,800キロオーバー。

最近めっきり朝晩冷え込みますが、オートエアコンの温度を25度に設定しエンジンをかけますと回転計は2,000を指し示します。
しかしおいらは委細お構いなく発進させます。1速でもゆっくりとクラッチを繋ぐことにより、アクセル踏むこと無く動き出します。
動き始めたらしめこの兎。2速にギアチェンジッ! 1速と同じくゆっくりとクラッチを繋ぐとアクセルを踏むことも無く2速発進。
結構短時間で水温が平常になりますね。そうなると今までだんまりを決め込んでいたオートエアコンが急に勢いづきます。
そんな音を余所に次々とシフトアップしていけば、他車の後塵を拝することは・・・あります。これは超絶ローギアード設定のためでございましょう。
ご存じのように悪路設計の元に作られておりますので前車との車間距離は空く一方です。だからといってぶん回して追随しても追いつかない、と。
郊外ではトップギアに入りますが、信号の多い街中では4速が多いです。

さてJB64Wですが最初から欲しい欲しいと思っておりましたので痘痕も靨。
そこで今更ながらに冷静に振り返って感じたこと、多分以前の記事と重複する部分もあろうかと思いますが、つらつらと書き綴りますがな。

軽自動車というと小さいイメージで煽られそうな華奢な感じですが、なんと言っても軽自動車とは思えない堂々とした体躯。
他を圧倒しそうな見応えのある車でありながらも軽自動車です。
車高が高く見晴らし良好、頭上の空間も余裕たっぷりで、窮屈さはありません。
とはいえ後部座席は悲惨ですが、我が家では二人+1匹なので十分です。
助手席側後部座席はヘッドレストを取り外し荷物置き場として畳んでおります。運転席後部は我が駄犬の居住区域、プラボックスを置いて寝床としております。意外と気に入ってもらっているようで自ら乗り込んでくれます。
荷物の出し入れについては以前のフィールダーでは腰に負担がかかりましたが、今回のこれはそのまま水平に出し入れが出来ますので楽です。
フロント、サイドとも窓が大きく取られており、車高が高いことも相まって視認性は最高じゃ無いですか。
なにげにドアミラーが大きく見やすいく、後方確認も楽。例え、荷物をどっさり突っ込んでバックミラーが見えなくても大きいサイドミラーが十分役に立ちます。
角張っているので見切りが良いのもナイス。狭い駐車場でもギリギリ近寄れます。スーパーなんかでも軽自動車専用スペースに止められます。

(・。・)ジムニーに限ったことでは無いか。

ジムニーだから車内の静粛性は犠牲になっているんじゃないかと思っておりましたが、全くの杞憂でした。
クラッチの繋がりが深いのは賛否両論があります。
良いか悪いかは別として、車外品でクラッチの繋がりを浅くする部品がヤフオクなどでみられますが、こんなモンだ、とおいらは思いました。慣れの問題か好みの問題か。
エンジンの吹き上がりは最高ですね。もっさりした感じも無く、気をつけていないとあっという間にレブリミットまで。とはいえエンジンがいくら頑張ってくれても車重がありますしギア比の関係で加速性はありません。
以前にも申し上げたとおり何処でターボが効いているのか分かりません。話によると2,500回転付近と言うことでございますが、シームレスな回転なので全く分かりません。大体3,000回転付近でクラッチを繋ぐようにしております。この辺が最高トルクのようです。
メーター類の視認性も良く結構気に入りました。
結構ヤローどもがチラ見します。
未だに見かけない状態と言うこともありましょうが、何しろチラ見されることが多いです(自意識過剰か?)。
軽自動車なのに注目が集まるというのは優越感(以下略)。
最低地上高も205ミリもあり一寸した段差は平気の平左。車止めも乗り越えられそうなのがコワイ。
FR駆動ですし、かつてのフィールダー君は1速でも気息奄々としていた急坂も安定して上れます。試しに4Hを試してみましたが、一寸した坂は2WDでも申し分ないです。電子デバイスのおかげで最大2秒間のヒルティコントロールがあり、坂道発進も余裕たっぷり。
車体もラダーフレームのおかげでタフです。少々無理しても壊れないのでは中廊下。
ルーフ周囲にあるルーフドリップ(雨どい)。このおかげでドアバイザーは必要ないかも。もっとも土砂降りの中を走行する経験をしていないので、今後の評価になります。
全長の1/3を占めるエンジンルーム。エンジンを横置きにすれば室内長を稼ぐことが出来そうですが、それはそれで乗り越えられなくなる場面もありそうです。

なんと言っても未だに納期が異常に長い。買おうという気を削がれますな。頑張って作られているようですがそれでも4,000台/月。
コンスタントに作られているとは言え、やっぱり未だにバックオーダーを大量に抱えていると言うことでございましょう。
軽自動車規格のわりには小回りが苦手。
なんと申しましょうか、ハンドリングが一寸独特。やはり荒れ地対策用なのでしょう。
ギア比が低いので加速感の盛り上がりに欠けます。これは致し方ない話ですが。
思ったほどフラットにならないのは何故か。
運転席と同じく助手席側窓ガラスの開閉もオートであればなあ。
いくら静粛性があると言ってもエンジン音は聞こえます。エンジン他に独特の掠れたような音が聞こえてきたりします。当初は何の音かと思いネットで調べた結果、どうやら四駆切り替えレバーのチェーンの音らしいです。原因が分かれば気にしない気にしない。

色々考えを巡らせておりますと、まず、万人に勧められる車では無い、と思います。かといって一部の好事家の車でもありません。では何処に魅力があるのかと申しますと、弄りがいのある車、と言えましょう。インテリアに凝っても良いですし、アウトドア用に車高上げ下げとか、ガレ場に強いタイヤに履き替えるとか、アイデア次第では面白いと思いますね。
通勤通学街乗り、よりも趣味性に富んだ車では無いでしょうかね。
そうそう、おいらのジムニーはドアバイザーの他に、マッドガードもつけておりません。
なんで~? 必要性を見出せなかったから。
つまりこういう車なんだ、と言う割り切り方が必要では無いでしょうか。何しろこんな素敵な車、他にはありませんや、旦那。