secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

VHSをDVDにするまでの長いいきさつ

ご無沙汰です。どうやら身内の入院は長引きそうです。

今日はBIOHAZARD4&5を離れましてバイオ以外のネタで勝負勝負。(何言ってんだか)
RE5のネタに行き詰まったおいらは、何を思ったか押し入れの掃除を始めました。するとでてくる出てくる段ボール箱の中にぎっしりつまったVHSテープが。箱には「1998年」と書かれているところをみると当時のものでしょう。微かに書いたような気がしないわけでもありませんでしたが、取り出してみても何を録画したのか手がかりらしきものは無し。ビデオの背表紙に「98 J」と書かれているのが、手がかりと言えば手がかりですが、なんだか判じ文字で当時ずぼらなおいらは今でもずぼら。こうなってくると掃除どころではありませんや、旦那。
10年以上前のテープだから内容もさることながら、絵はまともに出るのかい? てな訳でこれまた2〜3年は動かして無く今や骨董品と化しているVHSレコーダーに突っ込んでみました。
最初はグジャグジャッとした絵で「やっぱり再生は無理か」と思っていたらいきなりイチローが。
ええ? 10年前のイチロー? 若っけ〜。さらにCMが延々と……ま、実際は短いわけでしたがなんだか長く感じられたのは当時のテレビの作成手法? そんなこんなでみていたら本編開始です。
タイトルが「地上最強の美女 バイオニックジェミー」ははあ、とすれば「バイオニックジェミー」の「J」だったのね。
今時の若い方々にはご存じないでしょうが、リー・メジャーズ主演の米国テレビドラマ「サイボーグ危機一髪」(後に「600万ドルの男」と改題)という人造人間(キカイダーかよッ)を主人公としたSFドラマがありまして、その中にリー・メジャーズの恋人でこれまた瀕死の重傷を負ったのですが、計らいのより女性改造人間として生まれ変わりましたところ、(結局ドラマの中では死んでしまいましたが)その部分に人気が高まったため「600万ドルの男外伝」として別枠で制作されたという曰く因縁めいた作品です。(長くて何を言っているんだか分からん)いわゆるスピンオフ(すっぴんオフではない)ですな。ネットで公開年度を探したところ1977年1月30日が初公開で、さらに第3クルーまで出来ておったと言うことで、おいらが録画してあったのはどうやら第3シーズンのもの。記憶が定かではありませんが、たぶん録画したのは再々放送か再々再放送ではなかろうか。さらに深夜放送だったので予約録画したものの見ないまま押し入れへ。いや、一度は目を通したのかもしれませんンガ。
いつかきっとまた見られることを夢見て、このテープは箱のままでそれから10年以上の時空を彷徨っておりましたのでございます。さらにまた当時テープが高かったためか3倍速で録画していることが分かりました。このテープのCMを見ていましたところ某大手家電量販店のCMが流れまして「最新パソコンWindows98も安い」とかなんとか。う〜む、時代を感じるなあ。こうなってくるとCMも貴重な文化遺産
しかしよくまあ、見られましたな。では早速DVDにしてみよう、と思い立ったのが地獄の始まり。
機材として使用したのはプリンストンテクノロジーから出ているデジ造「PCR-DRV2」USB接続で簡単便利。
使用ソフトは付属の「ShowBiz DVD2」ご存じの通り映像変換ソフト。
さあ、これを使ってハードディスクにバンバン録画するぞ。
あれ? コピーガードがかかって録画出来ません、だと? ドウイウコッチャ?
販売されているビデオならともかく、放送局からコピーガードの信号でも流れていたの?
これが第一の関門。
試しに一度テープを停止させ、再度再生すると今度は何の警告もなしにチャプチャ開始。どうやらソフト側で誤認識している様子。それにしても再度再生すると正常というのもなんだか分かりません。
さらに、この当時英語のヒアリングをしてみたいと思い二カ国語放送で録画しておりました。今となっては左右からちゃんぽんに聞こえて何とも煩わしい。ですので、右を絞って1時間ほどの録画をハードディスクに垂れ流し。終わったところでハードディスクから再生。
あれ? ハードディスクにコピーされてない?
ここで第二関門。
1時間かかって落とし込んでもハードディスクには落とし込んだ形跡も無し。なんで? だからパソコンって嫌なのよ。失った労力よ、カムバ〜ックッ! ……と言ったところでパソコンなら「システムの復元」ッて手もありましょうが、現実世界では過去に戻れるわけも無し。
悩んだ結果、録画を直接DVDにすることも可能なので、今度はそちらを試してみました。するとDVDにすると何故かDVDだと録画出来ました。
ますます訳が分かりません。なんでDVDに録画出来て何故ハードディスクに録画出来ないのでしょう。やり方がおかしいのかもしれませんが、自分としては何がおかしいのか見当がつきません。同じ所を何度も往復して試行錯誤した結果、得た結論。
「何でもいいからDVDにしてしまえ」
CMが入ったままでもいいから一度DVDにして、それからTMPEGEncEditor3でDVDを読み込みCMカットなどして編集し、再度MPEG形式に変更してハードディスクに保存、と何ともややこしい方法を考えました。取りあえずそのまま自動で1時間流しっぱなしにして、適当なところで手動で再生を止め、自動でDVDを作成させて……結局1時間もの(正味45分)一本造るのになんだかんだで1時間半。出来上がったDVDをTMPEGEncEditor3に読み込ませ、CMのカットなど編集してディレクターズカット版を作成し、再度DVD作成、出来上がりの確認作業をして一本本当に終了。トータルすると一本のDVDを造るのに延べ3時間を費やしました。(うっわ〜)
何でまたこんなにかかるのでしょうか。特にTMPEGEncEditor3ではバイリンガルだったのを日本語だけ、英語だけ、あるいは両方を一本に混ぜ合わせという芸当が出来ますので、そんな事も影響しているのでしょうか。でも左右でも煩わしいのに日本語英語を混ぜ合わせた場合、余計にイライラが募りそうです。
てな事を申し上げても困りますでしょうねえ、皆さん。さらにまた慣れるまで時間がかかりそうです。
いつのまにやらこのDVD計画が頓挫したりしてコワい。
さらにまた10年の月日がかかりそうで……(^o^)