secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

年金生活者とは

ほぼ無限といえる自由時間、あります

退職すると暇を持て余すぞ~、と脅かされたことがありました。
会社人としてあくせく働いていたのが、定年をさかいに仕事が無くなり、大半はいきなり社会に放り出されるのではないでしょうか。
これは自由契約者(フリーランス)や家業を継いでいるひと等は当てはまらないのでしょうが、定年、と言う概念がある以上、避けて通れないのが会社人の宿命です。
元々アルバイト店員だったので退職金はありません。この 二十何年ボーナス、見たこと無いなあ。

不安だらけの定年生活の幕開けです。

アルバイトに精を出す? 起業する?

「広く人材を求めてます」と言う会社でも好き好んでジジイを雇い入れる事はありますめえ。
シルバー人材センターとかになりますか。
おいらとしてはこの一年、出費を極力抑え、呑みたい酒も呑まず吸いたいタバコも吸わず難行苦行の修行僧のように・・・・・・と言うことはなく酒もタバコも現役時代より一割程度減らしたくらいで、この一年の収支決算では働かなくても僅かながらプラスがでました。
幸運だったのは1月から4月までお給料が頂けたこととハローワークで高齢者給金を頂けたことでした。

しか~し、逆に今年はそんな余録がございません。コツコツ貯めたお金を切り崩す生活になりそうです。

いや。

なります

年金でどの程度の赤字になるかビクビクしながら生活設計を立てております。
未だ三月ですよ三月。
桜が咲いて灼熱の太陽の下、ホッとする秋影が吹き、寒さで雪が舞う年末まで未だ9ヶ月もあります。

親父と建てたこの一軒屋も築四十年になろうとしております。
外壁塗装や屋根の修繕、寒々とした昔ながらのタイル張りの風呂場、捻ってもお湯がでない洗面所・・・・・・

お金の出所満載っす

赤貧を洗うが如く人生が進み、はては下流老人となり、朽ち果てていく人生。
ああ・・・・・・なんて不幸な人生だったんだろう、ボク。

お金の問題はこれくらいにして、今度は時間を考えます。
確かに自由に使える時間、あります。
寝たいときに寝て、起きたいときに起き、食べたいときに食べ、朝っぱらから酒を呑もうが、好きな時間に風呂に浸かろうが、真夜中にふらふらと出歩こうが、他人に迷惑をかけるようなことをしない限りは自由気ままです。
最初のうちは「こりゃ~ええど」等と暢気に謳歌しておりましても、それが一年、二年・・・・・・くたばるまで続くとなったら・・・・・・趣味なり何なり見つけておかないとボケるだけでしょう。

人生百年と申しますが日本人の平均男性寿命は約82歳、女性は87歳、と言う統計です。

65から82まで迎えるとなると17年はあります。

22歳で働き出して65歳で定年を迎えたとすると43年間です。17年とは大きな差があります。
しかしながら自由時間が17年。

勤めていたときの自由時間はどれくらいか暇に任せてちょっと考えてみました。
起きてから通勤に仕事に帰宅して食事して・・・・・・と言うことを考えると一日の自由時間はいくらでもありません。

おいらの場合、21時から0時までが自由時間でした。と言うことは3時間? 

3時間x365日x43年=47085時間。

仮に公休日を加味しますと年間108日で・・・・・・。

47085時間+3時間x365日x43年=158541時間。

逆に一日丸々使える時間として

24時間x365日x17年=148920時間。

約一万時間の違いですが大雑把に見ますと43年と17年が同等の時間?
おっと、寝る時間を考えていなかったぞ。まあ、それを含めての計算としておきましょう。

それもさることながら、大きな病気も少なく比較的健康でいられる年齢として男性75歳、女性78歳の『健康寿命』と言う考え方があります。
そうなれば

24時間x365日x(75歳-65歳)年=87600時間。
148920時間ー87600時間= 61320時間。

つまり61320時間、約7年が比較的自由気ままな時間と考えます。
勿論全てこれに当てはまる訳でも無くあくまでも平均、と言う考え方です。

お金も時間も欲しいですが、お金か時間か、と問われれば・・・・・・現時点は時間かな?
今のところおいらの場合、第二の人生を謳歌した一年だったと思います。

おいらはネット徘徊にブログに小説にドラクエにボウリングに水泳にギターに・・・・・・やること多すぎ?

いずれにせよ、今のところこれからの人生、わくわく感あります。

そう言えば会社からの退職書類の中に一筆ありました。
「より一層のご活躍を心よりお祈り申し上げます」・・・・・・

皮肉かね