secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

原因不明の奇病がまた一つ

肋骨の石灰化?

お待たせしております。暇になったから書くぞ書くぞと言いながら一週間経ちました。
何をしていたかと申しますと、病院に通っていたのでございます。
昨年の夏頃より靴下を履こうとして体を捻った途端、肋骨したあたりの筋肉が攣り、激しい痛みを感じたのでございます。

それは尋常ではない痛みです。

ですが常時痛むのではなく、忘れた頃に再発致しまして、数分で収まる事もあれば、どうかすると2~3時間続くこともあります。
左右に発生しますが特に右側が顕著です。

これは2013年6月に記事にした「右脇腹の灼熱感」以来の出来事です。
結局、右脇腹の灼熱感は原因不明のまま今日に至っております。
この時の反響は別項に譲るとして、灼熱感は一過性のものだったのかもしれませんが、今回はちょっと違うぞとおもいました。

脇腹から胸に移動した?

しかし体を捻っても筋肉の攣りは起こりません。
そこで色々試してみると、椅子に座って靴下を履こうとすると、症状が出る事がだんだんとわかって参りました。
勿論靴下を履く動作だけが全てではないでしょうが、とりあえず、痛みが出ないようにゆっくりと慎重にはきます。

しかし原因が分からないまま、日々を過ごすというのは、どうにも落ち着きませんや、旦那。

基礎疾患として高血圧の身ですし、外反母趾の問題もあります。さらに謎の痛みとなりゃあ・・・・・・コリャ病院に行くしかなんねえ。

てな訳で年明けに病院に行ったのでございますが、内科を受診したら整形外科に回されました。
整形外科先生の指示の元、体を左右に傾けたり屈んだりしましたが、筋肉が攣る症状は出ません。
一通りの指示が終わったところで先生に尋ねます。
「先生、筋肉が攣る原因は何でしょう」
先生からの衝撃の言葉が。
「ウ~ム・・・・・・謎だ」
まさにびっくりぽん。
「ええッ、先生でも分からないと?」
「少なくとも筋肉が攣っている訳ではない」
「筋肉ではない?」
「レントゲンを撮りましょう」
最近の医学は凄いですね。レントゲンを撮り終えて待合にいますとゆっくりするまもなく直ぐに呼ばれましたよ。
目の前にはおいらの胸部レントゲン写真が撮されております。
「この部分は肋骨と胸骨をつないでいる胸肋関節でしっかりと映し出されており、正常です」
「はあはあ」
「しかし肋骨と肋軟骨の接合部の先、ご覧ください。なにやら薄く骨が見えますでしょう」
「はあはあ」
ここから驚愕の事実が浮かび上がるッ!
「ここは肋軟骨と言って骨は骨でも柔らかく衝撃を吸収する働きを持った特別な骨で本来ならここはレントゲンでは写らない骨です」
「はあはあ・・・・・・え?」
「本来写らない骨がここでは映っております。激痛の原因はこれですね」
なんだかあっさりと先生は宣告しました。
「先生どういう事でしょうか」
ここでまた、衝撃の事実がッ!
「肋軟骨の石灰化です。筋肉が痛むのではなく、この石灰化された骨が軋むことにより激痛が発生するのです。特に肋骨の一番下が病名は肋軟骨接合部痛、あるいは肋軟骨炎症ですね。どちらも同じですが」

なんと、筋肉の痛みではなく骨の痛み・・・・・・?

おいら、筋肉とばっかり思ってましたが、実際は骨である、と。
先生は手を伸ばし、おいらの一番下の肋骨を押しました。
「痛ッ」
「間違いないですな」
人を痛めつけて何が面白いんか・・・・・・などと文句を言うSecondFiddleではありません。有り難く頂戴いたしたのでございます。

でもって「原因が分かれば対応もありますよねえ」
一縷の望みをかけるようなおいらの言葉に無情にも先生は言い放します。
「原因は不明です」
「は?」
「はっきりこれだ、と言う原因因子がなく突然発症するのです。では、お体お大事に」
おいおい、これで終わりかよ。
「重いものを持ち上げないように。持ち上げるなら腰を使いましょう。体を捻る動作は極力控えてください。咳、くしゃみなどでも痛むことありますヨ。数日から数週間で自然治癒することもありますが、再発することもあります。では、お体お大事に」
さらに食い下がるおいら。
「薬とか痛み止めなんかないのですか」
「湿布出しときましょう。では、お体お大事に」
では、としかいわんのか。

とりあえず痛みの原因は『骨』と言うことは分かりましたが、忘れた頃にやってくる激痛、何とかならんものでしょうかねえ。