2007年1月下旬にどうやら発売されそうな雰囲気を持つWindowsVista。RC1を使ってみて思ったことは見た目ががらりと変わり、最初は戸惑いを覚えそうです。
各メーカーも2006年7月辺りから出た夏モデル以降のパソコンを、有償でWindowsVistaにアップデートすることに決めたようです。
しかし喜んでばかりもいられません。色々制約が多いです。
それとなく伝わり始めたのが‥‥‥
まず、Windows Vista Capable PCでないとダメ。パソコン本体に貼っていなければ対象外。(今の所)
何時までもアップデートできると思ったら大間違い。大体MicrosoftがWindowsVistaを正式発表してから3ヶ月程度。つまりキャンペーン対象商品であり、キャンペーン期間中までと言う縛り。
さらに面倒なのは申し込み方法。販売店に持ち込めばよいと言うわけではありません。
まず購入したときの領収書あるいはレシートが必要。そして各メーカーのWebサイトに飛んでアップデート申し込み。この段階では仮受付。
メーカーより申込書が郵送されるので、そこに領収書などのコピーを添付。受付できれば申し込み完了。
最寄りの営業所、サービスセンターなどに持ち込み。遠方の人はゆうパックなどの宅配を利用。預かりより出来上がりまで1〜2週間から1ヶ月程度。
どうです？ そうまでしたいですか〜？
何しろWindowsXPもそうでしたが、出始めのOSは何かと不具合も発生しましょう。また予期しない動作やWindowsVistaを狙ったウィルスも出ますでしょう。
そうなると半年足らずでWindowsVistaSP1がでないとも限りません。
使った感想としてはキモはグラボでしょう。そしてメモリは種類はなんであれ512MB以上あった方が快適でしょう。CPUも2Ghz以上、出来ればデュアルコア。
分かりにくい、と言うか全く理解しにくいのが、WindowsVistaには様々なグレードがある、という事です。WindowsXPのホームとプロの比ではありません。6バージョンが存在します。各バージョンの概要は以下の通り。
Windows Vista Starter Edition
インドやタイなどの新興市場でのみでの利用。新しいPCにバンドルされる形で販売。32ビットマシンのみの対応で、同時に動かせるプログラムの数に制限がかかる。
Windows Vista Home Basic Edition
「Windows XP Home Edition」の後継。新しいセキュリティ機能や検索機能が追加されますが、Aeroなど見映えあるインターフェースやハイエンドのメディア機能はありません。
Windows Vista Home Premium Edition
一般ユーザー向けのハイエンド製品。Vistaの新しいインターフェースのほかにMedia CenterやTablet PCの諸機能も提供。
Windows Vista Business Edition
「Windows XP Professional」の後継バージョン。企業向けOSと言う位置づけですが。
Windows Vista Enterprise Edition
ボリュームライセンス購入企業にのみ提供。「Business Edition」のすべての機能を含むほか、暗号化やUNIXサービス、仮想マシンなどの諸機能も追加。
Windows Vista Ultimate Edition
「Enterprise Edition」と「Home Premium Edition」の各機能が組み合わされた最上位製品。
32Bit版64Bit版の存在も無視できないでしょう。
その他にバージョンアップ版とか「N」バージョンと飛ばれる「Home Basic Edition」と「Business Edition」。これらのOSでは「Windows Media Player」が非搭載で欧州向けのものもあるようです。全て一斉に出そろうようではありません。
ナンデこんなに分けなければならないのでしょうか？
それと「価格」。
スミマセン、価格はネットから拾い上げました。あくまでも参考価格ですがWindowsVista日本語版を見ると‥‥‥
Home Basic、通常版27090円 アップグレード版14490円
Home Premium、通常版31290円 アップグレード版20790円 アカデミックアップグレード版18690円
Business、通常版39690円 アップグレード版27090円
Ultimate、通常版51240円 アップグレード版33390円
ただしWindows XPのどのエディションからVistaのどのエディションにアップグレードできるのかは未定です。追って沙汰があるでしょう。
＞で、買うんでつか先生
＞おいらとしてはWindowsVista、様子見という事で。
＞先生、意気地無し
