secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

フラッシュメモリを使った実験

この所時間が出来たせいもありますがひまなときはろくな事を考えないsecondfiddleです。
Windowsはページファイルやテンポラリファイルを作るのは周知の事実。
SDカードやCFなども範疇に入りますが、最近不揮発性メモリを使ったUSBフラッシュメモリなるものが、その勢いを伸ばしております。得に最近は1GB、2GBが当たり前。そこまで容量を延ばしていくのか楽しみな面もあります。
不揮発性メモリというのは、文字通り電源を落としてもデータを保持するメモリです。パソコンの中のメモリは、ご存じのように電源を落とすと内容も消滅してしまいますが、不揮発性メモリは電源が落ちても内容を保持します。
と言うようなわけで不要になったUSBフラッシュメモリを使えば、一時ファイルをハードディスクに求めるよりもUSBフラッシュメモリに求める方がより快適ではないか、と閃めきました。
何故かというと、単純に言ってハードディスクは機械的に動かす部分が多いので、動作が遅い傾向にあります。その点フラッシュメモリだと可動部分がないので、動作が速い。ハードディスクはミリセカンドで動きますが、フラッシュメモリはナノセカンド。千分の一秒か一億分の一秒かの違い。
しかし結果、失敗ではありませんが諦めました。
ナンデ?
理由は後に述べるとして、早速USBフラッシュメモリの調達です。
不要になったUSBフラッシュメモリの有効活用、と考えたわりには、手持ちのでは恐ろしく容量がない事が分かりました。32MBです。32MB。今となっては信じられない容量です。
なので、バッファローの512MBを買いました。色々なメーカーから有象無象に出ておりますが、これが一番安かったから。
買ってしまうなんて趣旨からすると本末転倒です。まあ、買ってしまったからにゃあ有効に使わんとな。
実はここに落とし穴があったんですが、知るよしもないsecondfiddleです。
フラッシュメモリをUSBに差すと、たちまちドライブGの出来上がり。このドライブGをテンポラリファイルに設定するのです。
「システムのプロパティ」-「詳細設定」-「環境変数」よりテンポラリファイルの編集です。再起動して完了。
起動にInternetExplorerに写真の編集にと大忙しのsecondfiddle。
でも、あれ? 何かおかしいぞ? 動きが遅い遅いぞ。さてはフラッシュメモリの不良か?
よーく考えればお分かりの通り、内部の速さは確かにフラッシュメモリの方が早いでしょう。しかし読み書きするときは、USB2.0では最大480Mbps。UltraATAは最大133MBps。
あくまでも理論値ですが、なんてことでしょう、要するにハードディスクの方が早いのでした。単位をメガバイト/秒に合わせるとお分かりのように、USB2.0は一秒当たり60MBの転送能力。ハードディスクの約半分。
いくら中味が早くても、転送能力がおぼつかないと効果を発揮しないという見本。ろくな事を考えませんな。