secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

パケットライトソフト不要論

今回、自分に起きた一連の騒ぎを見ていて思ったことの一つに、パケットライトソフトは必要なのでしょうか? という事。
パケットライトソフトというのは、小さなデータをパケット単位で読み書きするパケットライト方式で、小さなファイルでもディスク容量を無駄にすることなく記録でき、追記も可能。またハードディスクやフロッピーディスクと同じ感覚で、光学メディアをドラッグアンドドロップでランダムに書き込みできるようにするソフトの総称です。CDの書き込みとしてAdaptecのダイレクトCDが一番有名でしょうかね。
確かに便利です。使ってみると。
(以下面倒なのでパケットライトソフトをパケライト(パケ放題ではない)と勝手に短縮)ずばり申し上げると、互換性の点で「パケライトは必要ない」

  • パケライトの利点、欠点

ハードディスクやフロッピーディスク、MOと同じ感覚でランダムにコピペ出来る点。これが最大の魅力でげしょ。欠点としてはフォーマットが必要。対応したドライブが必要。
まずパケライトの恩恵にあずかろうとするならば、記録媒体をフォーマットせにゃならん。当然フォーマットする分時間がとられる。その間、じっと堪え忍んでいなければならない。その点を改良したのがDVD+R/RW。DVD-R/RWよりフォーマットは早いんですが、一見すると数十秒でフォーマット完了、となります。使い勝手がように見えますがねえ、あれはバックグラウンドでフォーマットをしているからなのですよ。その実、フォーマットできるまでかなりの時間がとられ、裏で動いている分、表の作業に影響があるのではないかと思われ。
それより何より、パケライトで作られたCDやDVDを相手にわたしたい場合や、パソコンコンを増設したり買い換えしたりした場合、「読めない」現象が発生する場合あり。それにパケライトは、開発するメーカーによって、独自の「味付け」をする場合があり、これがまた互換性がないと、きたもんだ。
最近のドライブは対応済み、と言いますが、古い機種を使っている場合、読めない書けないという悲惨な状況が待ち受けておるのではないかと思われ。
さらに対応したドライブでも、独自仕様のパケライトだとそれに対応したドライブでないと全くもってして「読めない」のではないかと思われ。
つまり対応ドライブの、そのまた対応ソフトが読めるドライブでないと意味がない、という事ですな。
ホントー? ウソダロー?

  • 実例

うちの親父。八十に近いのでございますが、パソコン使い(何に使っているのか不明)。今までNECのノートパソコン(WindowsMe)を使っていて、パケライトでせっせとデータをバックアップしておりました。これがAdaptecのダイレクトCD。ダイレクトCDを悪く言うわけではありませんが、これがくせ者。
機械も古くなってきた事もありまして、過日WindowsXPのノートご購入。さてさて、今までのデータを新パソコンコンにコピペ。
ありゃ? 今までのCDが全て「読めない」
ナンデヤネン、という事でおらんとこへ持ち込み。
おらんとこでは「読めて」親父んとこでは「読めない」と言う不思議な現象。読めないと言うよりは、せっかく作ったデータが消えたように‥‥‥。親父は不思議がっているが、理由が分からなければその謎は永遠に解けないでしょう。
おいらの結論としては、親父には「やり直せ」と言った。「パケライトを使わずカキコせよ」と。
アナログレコードのように、溝が何千本とあっても、線の数は一本。この考え方が今のCDにも活かされており、DVDやこれから本格化するであろうブルーレイディスクHDDVDもその規格に沿っておる事は間違いない。
書き込みの位置ではなくその考え方が、です。
光学メディアはその構造上、一直線にカキコしないといけない宿命にあります。その構造に沿った規格が、CDプレーヤーやパソコンコンのドライブにも使われております。
もし仮に音楽CDやDVDとパソコンドライブの規格が違っていたら?
当然違った進化を遂げるでしょうが、永遠に音楽CDは再生出来ない事になりましょう。
記録媒体が色々出てきても、結局の所レコードの溝の数と同じ考え方は、変わらないように思えます。最もこれが効率の良いやり方であろうと想像できます。

メディアとしてのDVD-RAMは、考え方が違いまして。使ってみると分かりますが、ハナッからランダムアクセスが使えます。つまりパケライトです。これはRAMドライバーのなせる技。
ドライバーとソフトの違い? ドライバーは機械を直接制御するソフト、と言えますかな。
しかしおいらが使っているこのGSA4160Bには、そのRAMドライバーが添付されておりませんので、InCDというソフトがその代用、という事になっております。ネットを徘徊したんですが、どうしても見つからず、さじ投げましたよ。ははは。
パソコンに対して一番親和性が高いのは、Type1と呼ばれるシェル付のDVDRAMメディアでしょうが、何しろパソコンでは異端児扱い。でも一番信頼性の高いメディアでもありんす。

  • 結論

とまあ、何だか本質から外れてしまいましたが、ハードディスクと同じようにカキコできるように考えられたありがたいパケライトですが、どだい無理があるのではないか、と言うのがおいらの結論。
で、親父のパソコンドライブとおいらのパソコンドライブ、「読める」「読めない」で問題になったが「読める」ドライブの見分け方あるの? 何か違いがあるんでつか? 先生。 
それはね‥‥‥「たまたま読めた」 
ナンダトー! (`_´プンプン)