secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

バーチャルOSの使いこなし

secondfiddle2006-09-04

ご無沙汰です。奥からハッパをかけられました。
今回のお題は「仮想化ソフト」です。

WindowsXPの中でWindows98が動く、なんて事あります? 普通はありません。しかしこの「VirtualPC2004」を使うと、Windows98どころかWindows95/MeさらにはMS-DOSなどがWindowsXP上で動くんです。
あくまでも「仮想化ソフト」でWindowsXPProfessional/2000などをベースにして、その上に乗っかるように動きます。
つまりVirtualPC2004を使うことによって、1台のXPパソコンにも関わらずあたかも複数で独立したパソコンとして動かすことが出来ます。
今更古いOSを使ってどうすんの? と言う声もありましょうが、例えばWindows95でないと動かないゲームソフトを動かしたいとかMSDOSの勉強をしたいとか、怪しげなソフトを手に入れたけどWindowsXPにインストールする前にWindowsMeで試してからにしたいとか、使いかた次第では有益にもなるでしょう。やはりおいらの場合に於いては「怪しげなソフト」でしょうかねえ。
元々パッケージ版で2万円近い値段で売られていましたが、時は移り変わり、そのソフトがフリーソフトで公開されました。さすがMicrosoft。太っ腹。
何故フリーにしたのか分かりませんが(どうやら開発した会社を買収したようです。買収理由はよく分かりません)自分のマシンにWindows95やMeやNTが動かせるなんて夢のよう。
動かせるOSは95、98、Me、NT、2000、XP、OS/2、NTserverなど多彩。でもどれもMicrosoftの製品じゃ?
早速はやる気を押さえつつ、Microsoftのホームページからそれらしいのをダウンロード&インストール。
でもダウンロード出来たけど、インストールが出来ない。ナンデ?
試行錯誤数回。
よく見たらダウンロードしたのがVirtualPC2004SP1。初期のものが入っていないと動かないのは、当たり前。
その時は欲に目が眩んでいましたから、何が悪いのか、全く気が付かない。ようやく判明して初期のを見つけ出しインスト。
セットアップは簡単でしたが立ち上げ後「このOSはサポートされておりません。対象はWindows2000、WindowsXPProfessional‥‥‥」
なんですとー。おいらのはWindowsXPでもHomeEdition。サポートされていない!
それでもめげないSecondFiddle。このまま行動開始。‥‥良くわかんないけど動いたぞぅ。
ヘルプファイルも見ないで多分これだろうと思い「新規」のボタンをポチッ。
Wizardが立ち上がり「どのOSにします?」‥‥‥と言うように見えたので「MSDOS」としてみましたが、一向に立ち上がる気配もなく。ナンデ?
試行錯誤数回。
判明したのが「元になるOSをセットアップしなければならない」
なんだ。指定すれば立ち上がるんじゃないのね。認識が甘いというか何というか、兎に角セットアップディスクは必要なのです。つまりコイツを立ち上げて、通常どおりのセットアップをしないとダメなんです。
ならばってぇんで、Windows98を取り出しました。これはインストできるだろう。
でもフロッピーディスクドライブが空回りするだけで、インストールされる気配もなし。ナンデ?
試行錯誤数回。
考えてみれば、おいらのWindows98はCDブートが出来まへん。起動ディスクから立ち上げないとならないのです。だからフロッピーディスクドライブが空回りするのも、当然と言えば当然。
起動ディスクあるはずなんだけどなあ?
その時神様が囁きました。「起動ディスク、ネットで探したら?」
そうだそうだ。Windows98のセットアップディスクを部屋中引っかき回して探すより、ネットに転がっていたらこれ幸い。と言うようなわけでネット徘徊すること数分。
直ぐに見つかりました。それよりなにより「Windows95」「WindowsMe」などその他の起動ディスクプログラムがフリーで見つかったので、随喜もの。但しみんな英語。
でもありゃあこっちのもん。片っ端からダウンロード。
試しにWindows98の起動ディスクを作ってみましょうか。空のフロッピーディスクを入れて、作業開始。
普通Windows98用の起動ディスクは二枚必要ですが、ここでは一枚だけ。ちょっと時間がかかりましたが、出来上がり。
フロッピーディスクを入れたままVirtualPC2004を立ち上げると勝手にフロッピーディスクを読みに行く。
よしよし。
さてここからも難問山積み。「ハードディスクがNTFSなのでFAT32にフォーマットしろ」との指示が。
そこでまた試行錯誤。
どうやら仮想化ハードディスクを作らにゃならんらしい。どれくらいの量のハードディスクが必要か? 標準では16GBになっていたのでそのままその容量を利用。
まずFDISKで領域を設定。Activeにして、再起動。Formatで領域確保。
眠っていたDOSの知識を総動員。
分かる人には分かるが、知らない人には全く分からないDOSのコマンド。コリャこのソフト、パソコン初心者じゃ敷居が高いじゃん。
断っておきますがVirtualPC2004上で仮想ハードディスクをフォーマットするのであって、XPをフォーマットする訳じゃありませんので、誤解無きよう。
そんでもってようやくWindows98SEの下準備完了。┐(´-`)┌
後はコマンドラインから>setupと打ち込めばインストール開始。今蘇るWindows98‥‥‥。ホントだ、動いたぞぅ。
グラボがヘンなメーカーになっているが、全画面表示が出来る。そうなるとまんまWindows98
ややや。LANが認識していない。これじゃWindows98ではネットが出来ないぞぅ。
最もおいらのマザーボードWindows2000/XP専用なので98用のドライバーなんぞあるわけはない。
Windows98で使っていたソフトをいくつかインストール。立ち上げるとこれがまた、動くじゃありませんか。
オフィス2000というちょっと古めのソフトも、動く動く。
またWindows2000はCDブートが出来るしNTFSでOK。だから手間無しです。
要領が分かったので、この調子で手持ちのWindowsMeをインストしてみよう。
>何処までやるんでつか、先生

しかし欠点として
●ハードディスクの肥大化。仮想OSからソフトを削除しても、全体のハードディスクの空き容量は増えない。(実体はファイルなので、ファイルそのものを削除しないと駄目な感じ)
●仮想化ソフト故にキビキビした動きにはならない。特にマウスの動きなど、途中で引っかかる感じで止まったように見えたりする。(マシンパワーが必要か)
●メモリをふんだんに使う。各OS毎にメモリが振り分けられるので搭載メモリが少ないと、同時に立ち上げられるOSに制限がかかる。