secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

蘇るBlackOnyx

secondfiddle2007-08-06

最早手に入らないだろうと思われるレトロなPCゲームとして、1983年にBPSから出されていた「ブラックオニキス」があります。
このレトロゲームを一言で表現するなら‥‥‥

ウツロの街で武器防具を揃え、悪党や泥棒を見極め、酒場で仲間を募り、ダンジョン内を徘徊し、群がる怪物共をなぎ倒し、パズルのような謎を解き明かし、ブラックタワーのどこかに眠る秘宝「オニキス」を手にする冒険ストーリー。(いつものことながら何処が一言じゃい)

当時として本格的RPGが日本にもやってきたんだなあと言う感慨がありました。
ブラックオニキス」その続編の「ファイヤークリスタル」の情報はネット上でもかなり手に入りますので、参考にしてちょ。
なんでこんな古い話をと思われる方も多いかと思いますが、ブラックオニキスにたいする思い入れは結構自分の中ではかなりありまして、当時入れ込んでいたゲームソフトです。
当時5インチのフロッピーディスクをとっかえひっかえした覚えがあります。ソフトとは別に勇者のデータをセーブするのに必要でしたので。
今や3.5インチのフロッピーディスクですら使わないご時世。それなのに当時は5インチですぞ5インチ。片面640KBでしたかね。(記憶不鮮明)
おい、そこの若者、5インチのフロッピーディスクなんてみたことあるか? 
処分した記憶がないので、ゲームディスクそのものは本家の蔵の中には未だあると思いますが、探し出したところでドライブもありませんし、あったところでN88日本語BasicだからWindowsでは動くはずもありません。
で、今回そんな古いのを何処で手に入れたのかと申しますと、アスキーから出版された「蘇るPC8801伝説(永久保存版)」の付録CDです。「ブラックオニキス」以外当時流行したソフトが6本入っております。みんな懐かしいゲームばかりなり。
手にしたときは舞い上がりましたがね、冷静に見てみますと前述の通りブラックオニキス等当時のソフトはN88日本語Basicで作られておりますので、そのままではWindowsでは動くはずがない。
ですが、エミュレーターという技術を使って擬似的にWindows上で動かしております。版権の問題がどうなっているのかおいらには分かりませんが、たいしたもんです。この技術のおかげで当時の熱き思いが、今ここに蘇るわけですからね。

分かる人には分かりますが、初めて見たよ、と言う方にはがっかりしますでしょうな。
グラフィックなんて当時のこと、荒いドット絵なのでビジュアル的にはかなり貧弱。怪物が襲ってくるシーンなんてアニメすることもなく、音的にも単音ですし、漢字ロムは入っていたはずですが、漢字の表示はなくカタカナ。地下迷宮にはいると頻繁にお目にかかるのがこれ。
ナニカチカズイテキタ!

ところがその貧弱さがゆえにさらなる想像力を掻き立てられます。気分を盛り上げるのですから分からないものですよ。「イロイッカイズツ」とか「カラーダンジョン」とか懐かしい響きばかり、と一人悦に浸っております。
「ウツロの街」という街の由来ですが、当時開発会社のBPSが神奈川県横浜市神奈川区の内路(うつろ)にあったからそこから取ったと言う話を聞いたことがあります。
ホントデショウカ?