secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

ICボイスレコーダーについて

ご無沙汰です。
とあるお休みの日に、昔取り溜めたカセットテープが山のようにあり、これを何とかデジタル化したいと思い立ちました。
接続方法などやり方は簡単ですが、そう簡単に問屋が卸さないのがやはりパソコンのいやらしさ。
ハードウェアとしてはテープレコーダー、パソコンですが、ライン入力端子をもったマザーボードでないと上手く行かなかったりします。
そもそもおいらのマザーにはライン入力端子がない。何故か、「無い」
7チャンネルサラウンド機能音源ボート搭載、と華々しくうたっている割りには「無い」
仕方ないのでマイク端子を使って勝負。そのまま繋いで音をパソコンに流し込んでも録音できないので、サウンド編集ソフト必須。
でも世の中色々なソフトが出回っておりますが、「音」を操るソフトは意外と少ないようで。プロならいざ知らず、アマチュアならこの手のソフトは「Soundit」でよろしいのではないでしょうか。実際おいらも使っているし〜。お金をかけたくないというならば、フリーの「SoundEngine」などでも十分可能ではなかろうか。
したらば編集ソフトの録音ボタンをマウスでクリック。しかる後テープレコーダーの再生ボタンをポン。1時間なら1時間、じっと我慢の子であった。
出来上がったデータに名前をつけて出来上がり。本来なら、カット編集やフェードイン、フェードアウトなど変化をつけるものですが、そこは面倒くさがりなセカンドフィドル。早速音を出してみました。
確かに音が出て昔の記憶が蘇ったりしてそれはそれで良い調子なんですが、テープのノイズとはまた違った雑音が見え隠れ。気にしなきゃいいんでしょうが、何となく気になったりして‥‥‥。
とくに曲と曲の間の無音部分でヒスノイズとは違った音が。
何だか分かりゃあしません。試しに録音の状態でスタンバイしておりますと、ボリュームのゲージが微妙に行ったり来たり。ややや。これは面妖な。
録音レベルを絞れば消えますが、それじゃあ録音が出来ない。
ネットやら雑誌やら情報を集めますと、意外な盲点があぶり出されました。
端的に申しまして、パソコンの内部はノイズだらけだそうです。特にマザーボードに搭載されている音源ボードを使うと、ノイズを拾う可能性ありあり。つまりおいらのパソコンはそのノイズを拾っていたと言う結論に達したのでゴザイマス。
で、これから本題(やれやれ)
あの1時間は無駄だったのか、いやいや、気が付いただけでも収穫ではないかと色々考えを巡らせた結果、ICレコーダーを思い立ちました(唐突)
それがSONYのICD-SX67。小型軽量ででスリム。512MBのシリコンを持ち、振動に強く、音飛びがしない。ボイスレコーダーの他にMP3プレーヤーとして使える一品。
各社色々ICレコーダーを出しておりますが、主たる目的は「人の声」なので音楽的見地からでは音域が非常に狭い。ポケットに忍ばせて秘密の会話を録音、のシーンでは良いかもしれませんが、音域の広い音楽としてみた場合、迫力不足は否めません。
その中でこれを選びましたのは、音的に使えそうだ、と思えたこと。もちろんコンサート会場へ忍ばせる、てぇ事はしません。あくまでもアナログ音源のデジタル化のためです。(でもちょっとはよいかも)
でもまあその内、プレーヤー兼ICレコーダーがザックザクと出てくるんではないでしょうか? カメラ機能搭載、てな事も十分に考えられそうですがそれはまた。
電源は付属の電池。単4電池も利用可能。ステレオマイクロホン内蔵。これが結構小さいので、大丈夫かいな? 外部マイクも使える端子がついているので、ここから録音することも可能でしょう。
スピーカーが内蔵されているので聞くことが出来ますし、付属のイヤホンでも聴き取れます。つまりオールインワン。
とにかくMP3プレーヤーにもなるレコーダーですので期待は持てそう。で、首からぶら下げおっかなびっくり町中をぐるりと音源探訪。ICレコーダーを使っている人から見れば何てこと無いでしょうが、パソコンが未だマイコンと呼ばれていた時代から関わってきたセカンドフィドルでもICレコーダーなんて初体験。

ナイスな点
帰宅して早速再生してみると‥‥‥内蔵ステレオマイクロフォン、バカにしたものではありません。すこぶる感度がよろしい。指向性もナイス。小さな音を大きく拾うように設定したこともあってか、妙に生々しい。風切音もありますが、設定次第で小さくできるようです。
MP3プレーヤーとしてみた場合、可もなく不可もなし。操作性も慣れればこんな物でしょう。おいらのボイスレコーダー、MP3プレーヤーにもなるぞ、というのが <(`^´)>エッヘン。
ペケな点
付属ソフトで一言。生録などはSONY独自形式のファイルになりまする。付属のソフトを使うことによってMP3ファイルに変換することが出来まするが、面倒。当初からMP3等に出来ないものでしょうか。
MP3に関してもドラッグ&ドロップで落とし込めますが、tagの作成や編集など何をするにも付属ソフトを使わないと上手くいきません。パソコンから直接編集すると、パソコンの動作がおかしくなりまする。あ、フリーズした。
当初、フォルダの作成の仕方が分からなくて悩みましたぞ。
電池の充電もiPod並のパソコンのUSBのみ。コンセントからの給電は出来ないようです。
パソコンを使わない人は買うな、という事か? そんな人には不経済ですが単4電池2本使ってちょ、と。

思い切って手に入れたのだから、他にも使えるようにしないとな。‥‥‥というか、これなら値の張るボイスレコーダーじゃなく、外付け音源の方が安かったのでは? ううむ。