secondfiddle@人柱日記

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Enter the Matrixにはウィルスが入ってる〜?

secondfiddle2007-09-03

お店がリニューアルするんで何かとゴタゴタして、なかなか更新できないでいるSecondfiddleです。
さて「Enter the Matrix」というWindowsゲームはご存じでしょうか。
Matrixと聞けば、大ヒットを飛ばした例の映画「Matrix」三部作であります。
このWindowsゲームは映画のヒットにかこつけたキワモノのような感じがいたしますが、実は映画Matrix三部作にも密接な関係がありまして、Matrix1と2の間を補完するような「1.5」と言うべき裏ストーリーが展開されています。その一つがDVDで発表された「アニマトリックス」でありもう一つがこのゲーム「Enter the Matrix」と言うわけ。2003年に売り出されております。
とはいえ三部作を完全に補完するものではなく、ゲームの主人公として映画では脇役だった東洋系男性ゴーストと黒人女性ナイオビに焦点が当たっております。ゲーム中では一人しか操作できませんが、その時間には一方のキャラクタが密接にからんでくると言う、誠にBioHazard2的な時間構成。登場するキャラクターも妙に動きが生々しいとおもったら、俳優さんを3Dスキャンしたそうです。手の込んだやり方ですなマッタク。
映画との見事なコラボレーション‥‥‥? 何でゲームなの? 
どうしてこんな手の込んだことを考え出したのでしょうか。全ては三部作の監督であり原作者であるウォシャウスキー兄弟が編み出した技。
さらに手が込んでいるのがこのゲーム、CDROM4枚組。プレイディスクは一枚で残りの三枚はデータディスク。その中には約一時間分のゲーム専用Movieが入っております。まるで映画を見るよう‥‥‥(と言うトチと大げさ)
さてここからが本題。
CDを一枚一枚インストールしました。時間もかかりました。でもその後のことを考えればそんなの苦労ではありません。ところが。
ワクワクするような感じでゲームを立ち上げましたところ、いきなりウィルスバスター2007が「ウィルスに冒されているぞお」とかなんとか言うではあ〜りませんか。
ウィルスに神経質はおいらは、さっさと処理してしまいましたが、今思えばそれを書いておけば良かったかな、と反省。と言うのもこの「Enter the Matrix」、ウィルスバスター2007のリアルタイム検索が有効ですと立ち上がりませんの事よ。それよりなにより「駆除しました」みたいなメッセージが頻繁に出ます。
リアルタイム検索をオフにすると何故かゲームが立ち上がります。面妖な。
それなりに操作性がややこしいですが、何とか2階までいけたことを確認してから謎解きに挑戦人参。
リアルタイムを有効にすると全くゲームは立ち上がりません。ウィルスバスター2007の隔離ファイルの管理を覗いてみますと「ウィルスに感染しています」ということで「SIntf32.dll」とか「SIntfNT.dll」がズラズラ〜っと。これらがウィルスの正体ってわけ?
ウィルスを忍ばせるったぁ、やるなウォシャウスキー兄弟。‥‥‥てな訳にはいきませぬ。ウィルスが入っているならばナントカせねばなりません。とは言ってもディスクそのものを駆除するわけにはいきません。何しろCDROMですからそのものでは駆除できませんので。無い知恵を絞って考えたのが、ディスクそのものをハードディスクにコピーしてそこから駆除する方法。
イメージを作成するには何時も使っている「NERO」。これでイメージを作成し、そこからウィルスを駆除して改めてCD-Rに書き込む、と。我ながら良い考え♪
途中「著作権がなされておりまっせ」と言うメッセージ。そんな事を物ともせず早速イメージを検査すると‥‥‥「ウィルスありませんがな」 へ?
では、と言うわけで気を取り直しイメージファイルをCDに書き出し、原本ではなく駆除した(であろう)CD-Rからいざ起動。暫くCDが回っておりましたが‥‥‥あれぇ? 起動しないぞぅ。いわゆる「生焼け」かぁ? と言うわけで一枚棒に振るSecondfiddle。
ここで分かったのが「著作権」問題。そういやゲームソフトには必ず何かしらのコピープロテクトがかかっているんだな、という事に気が付きました。もしかしてこれが問題?
イメージファイルがおかしいのかと思い、そこで登場したのがCDManipulator。
開発は終了しておりますが、今でも現役バリバリ。裏技を駆使することによりコピーできないCDはないというフリーソフト。これでイメージを作り、そこからウィルスを駆除して‥‥‥へ? やっぱ無いの?

で、出来上がったイメージを焼いて見ました。一見するとコピーできたようですが、起動せず。またもや失敗。
こうなってくるとコピープロテクトに問題が? コピープロテクトがウィルスバスター2007を誤作動させている? リアルタイム検索が有効だと立ち上がらない理由がここにありそうです。
そこでコピープロテクトは何を使っているのかA-RAYScanner発動。これによりコピープロテクトを解析しようという試み。そこであぶり出されたのがSONYが開発したコピープロテクト「secuROM」
サブチャンネルに独自のデータを書き込み、起動の際にコピー版か正規版かを見極めるために使われており、さらにディアのチェックも行っているのでCD-Rだと起動できないような仕組みも備わっているようです。
誤爆(正規版なのに偽物と判定され起動できない迷惑な行為)率が高いので国内のソフトでは滅多にお目にかかることはありませんが、欧米では常用されているようです。そういや「Enter the Matrix」も米国製。(いつからATARI社になったんだ?)後で気がついたんですが、テンポラリフォルダーに「SIntf32.dll」とか「SIntfNT.dll」が形成されるのがその証拠。ウィルスバスター2007もこれをウィルスと勘違いしているようです。
ッてゆ〜か〜、ウィルスバスター2007は悪くない。
ッてゆ〜か〜、そんな事早く気がつけッ > 俺。
てな訳で何だかトンデモナイ方向に進みそうなんですが、他に方法はないか、と血眼。DVDをコッソリコピーするソフトは有料無料問わず出ておりますが、CDもというのは意外に少ないです。
数少ないソフトの中で次に選んだのがCD/DVDと言う名前のフリーソフト
これは原本そっくりコピーがワンクリックででいる優れもの。つまりコピープロテクトごと書いてしまえばいいんじゃな〜いと言う安直な発想。特においらのは2ドライブ装着してあるので右から左、左から右。
でも討ち死に。コピーは出来るんですけど起動しない生焼け状態。
コピーツールは未だあるぞ。CDManipulatorの開発が止まったと同時に頭角を現した新進気鋭の「ディスクメディエーター呉葉」
操作体系がややっこしいが要は慣れの問題。いざ見参ッ! 
でもやっぱり生焼け状態。ダメなんだな〜。
CDManipulatorの設定を色々弄くってトライしたもののやっぱりダメ。呉葉も弄くり倒したんだけどダメダメあるよ。
出来上がっているイメージファイルを「Imgburn」で焼いてもみたりしたんすが、やっぱだめ。
かれこれ10枚ぐらいCD-Rを無駄にしてしまいましたよ、ははは。
イメージファイルをDAEMONToolでマウントする方法があるんですが、どうも仮想化ソフトというのは懐疑的でして。そうでなくても懲りた経験がありますんで、仮想化ソフトは使っておりません。
しかし数少ないとはいえ、色々なコピーソフトを試してみましたなあ。

万策尽きたンじゃないのと思いのアナタ、実は初期段階でとあるソフトでコピーしてたんす。でもそれを言っちゃあ面白くないし、なによりここまで引っ張れないもんでしてねぇ。
(何処までも人が悪いSecondfiddle)