secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

管理ツールを使い倒す

secondfiddle2006-07-25

WindowsXPには従来のOSでは無かった手法があります。その一つが管理ツール。ここで一連のサービスを提供しておりますが、すべてが良い、と言うわけではありません。過剰なサービスもあります。
で、今回はここをカスタマイズしようという魂胆。
カスタマイズすることにより、何がメリットか?
メモリの節約、起動時間の短縮、セキュリティの強化、等があげられます。特に外部から操作される可能性の高いリモート関係は、特に。
色々試した結果、あくまでもおいらの場合ですが公表します。全部ですと膨大なので、手を加えている部分だけかいつまんで。
もし試そうとするアナタ、自己責任でオネガイシマスヨ。滅茶苦茶になってもおいら、責任取りませんからね。あくまでも個人的見解と言うことで。

まず条件
パソコンは単独で利用している。
他のパソコンと連携していない。つまり共有していない。
ダイヤルアップは使っていない。ADSLや光である。

出し方
1 「スタート」-「ファイル名を実行」-「msconfig」-「システム構成ユーティリティ」より「サービス」
2 「スタート」-「設定」-「コントロールパネル」-「管理ツール」より「サービスとアプリケーション」の「サービス」
3 「マイコンピュータ」を右クリック。「コンピュータの管理」より「サービスとアプリケーション」の「サービス」
1の場合は説明もなく簡単なので、分かっている人にはやりやすいでしょう。しかしチェックをつけたり外したり、だけなので余り面白くありません。2と3は行き着くところは同じですが、説明があったりして分かりやすい3が一番便利。

やり方
名前をダブルクリックするとプロパティが開きます。色々書かれておりますが、注目すべきは「スタートアップの種類」と「サービスの状態」です。ここを「自動」「手動」「無効」とか「開始」「停止」とか取捨選択して制御するわけです。

○Alerter
ネットワーク上のユーザーとコンピューターにシステムの警告メッセージを通知するサービスなので、おいらはスタートアップの状態は「無効」サービスの状態は「停止」にしております。
○ClipBook
クリップブックに保存した情報を他のパソコンと共有する為のサービス。共有していないので「無効」
○Computer Browser
ネットワーク上のコンピューターの最新の一覧を管理する。このブラウザとは Internet Explorerで無くてネットワークコンピューターをブラウジングする時の一覧管理。ルーターなどを利用してる場合は「自動」
DHCP Client
DHCPサーバーからIPアドレスを受け取る場合に利用されるようですので、プロバイダーからIPアドレスを自動的に付与されているので「自動」-「開始」
○Error Reporting Service
アプリケーションエラーが出た場合にマイクロソフトにエラー内容を報告するサービス。エラー報告をしないので「無効」。
但しこれは「システムのプロパティ」-「詳細設定」-「エラー報告」-「エラー報告を無効にする」でも設定可能。
○Event Log
プログラムとWindowsから出力されるイベントメッッセージのログを取る。ログを見たって分からないので「無効」
○Fast User Switching Compatibility
複数のユーザーが同時にログオンする為のサービス。故に「無効」
○Fax Service
FAX送受信の時に使用する。モデムを使って無いので「無効」
○Help and Support
ヘルプとサポートセンターを有効にして、ネットワーク経由でヘルプサポートを実行するためのサービス。読んでも何の参考にならないので「無効」
○Indexing Service
ファイルのコンテンツとプロバティにインデックスを付ける。Officeにある機能のFindFastに似てるが、全てのファイルにインデックスが付く。検索は早くなりますが、あえて「無効」にしております。
○Messenger
WindowsMessengerと思いきや。管理者または警告サービスによって送信されたメッセージを送受信する。ドメインに参加していれば「自動」そうでないときには「無効」
○Net Logon
ドメイン内にあるコンピューターのログオンの認証サポート。ドメインに参加していれば「自動」だけど、そうでないから「無効」にしてます。
○NetMeeting Remote Desktop Sharing
NetMeetingを使ってリモートからデスクトップにアクセス事を許可する。これはNetMeetingを使って外部からリモートアクセスされてしまいそうで「無効」。
○Network Connections
ネットワークとダイヤルアップ接続フォルダーにあるオブジェクトを管理する。LANとリモート接続の両方がフォルダで表示される。通常は「自動」だが、「手動」にしておいても必要な時には自動で起動するから問題は無い。
○Protected Storage
重要なデータを格納するための保護された記憶域を提供する。ユーザーが必要としてなくてもWindowsが勝手に保護データとしてあつかう場合もあるので「自動」
QoS RSVP
Qos対応プログラムと制御アプレットが利用する機能。ネットワーク上で一定の帯域を予約して通信品質を保つプロトコルを利用するサービス。通常は利用していないプロトコルなので「無効」

○Remote Access Auto Connection Manager
プログラムがNetBIOS名やNetBIOSアドレスを参照する時に使う。IE以外のアプリケーションから自動的にダイヤルアップ接続を行う為のサービス。インターネット接続にダイヤルアップを利用していない場合は必要ないでしょう。「無効」
○Remote Desktop Help Session Manager
リモートアシスタントを利用するときに使われるサービス。このサービスを止めるとリモートアシスタントが使えなくなります。
○Remote Access Connection Manager
ネットワーク接続を作成する。「自動」でいいが、必要に応じて自動的に起動するので「手動」でもよい
○Remote Procedure Call(RPC)
これは非常に分かりにくかったです。
以前これを無効にしたことにより、セキュリティソフトが立ち上がらなくなったことがあり、復旧させるのに大変苦労しました。それ以来ここは「自動」にしております。ここは下手にいじらない方が賢明。
○RunAs Service
止めてしまうとWindowsUpdateが出来なくなりますので「自動」にしてます。
○Server
RPCサポートとファイル、印刷、および名前付きパイプ共有を提供します。「自動」でも問題は無ありませんが、安全を求めて「手動」
○Smart Card 
スマートカードへのアクセスの管理と制御。これは記録メディアのスマートメディアのことではありません。セキュリティキーとして利用していないので「無効」
○Smart Card Helper
スマートカードの読み取り装置のサポートを提供する。上記を利用していないので同じく「無効」にしてあります。
○System Restore Service
「システムの復元」を行うサービスなので、当然「自動」
○Task scheduler
タスクスケジューラーを使ってないので「無効」 
TCP/IP NetBIOS Helper Service
NetBIOS TCP/IP とNetBIOS名前解決のためのサポートを有効にする、と言うんですが、なに言ってんだかアタマガイタイ。単独でのマシン使用や、LANを組んでファイルを共有していないユーザーは「無効」
○Telephony
ダイヤルアップ接続を行う為のサービス。当然「無効」。ただし「無効」にするには、ちょっとした技が必要で、あらかじめ 「Remote Access Auto Connection Manager」を無効にてからにしてください。 
Telnet
リモートされてしまうTelnetなんて。け、「無効」デスよ。
○Terminal Services
リモートアシスタント同様で、他のパソコンのデスクトップを表示して操作する「ターミナル」機能を提供するサービス。「無効」
○Uninterruptible Power supply 
無停電電源装置(UPS)を管理する。個人的にはUPSを使っていないので「無効」
○Wireless Zero Configuration
このパソコンでは無線LANを利用していないので「無効」
○Workstation
ネットワーク接続とネットワーク通信を提供する。当然「無効」

どうです、いろんなものがあるでしょう。有効なことも多いですが、無駄な部分もあります。その無駄と思われる物をそぎ落とすわけです。
最近各メーカーでは、リモート機能をつかってお客さんのパソコンを一時的操作するサービスがあります。
その様な場合、上記のような設定をしていると上手く行かないこともありますので、ほどほどにしましょう。
‥‥‥と、ここまで読んでくれまして、誠にありがとうございます。