印象的なラストシーン
ららぽーと横浜に「ドクターコトー診療所」を拝見するためお邪魔しました。
冒頭から手術シーンとか、色々事件が勃発し、2時間半があっという間でした。
しかしテレビシリーズで見ていたこともあり全編安心してみていられるました。
なんでかな?
主要キャストがそのまま映画になっていたから、そこから来る安心感かしら。
降り注ぐ太陽の光。陰鬱に思わせる人工的な光。台風で荒れ狂う中、振り回される光・・・・・・おいら、写真を撮るのも趣味としており、光の具合とか光の強弱、加減なんか意識してますが、やっぱりどんな映画でも光の具合は重要だ、と思ってみておりました。
そして気になるシーン、と申しますか、思わせぶりなラストを拝見し、これ以上の続編はない、と確信しました。
自分の身を犠牲にしてまでも島民の命を守る、自己犠牲は映画とは言え大いなる説得力がありました。
そして生まれてくる我が子を思い、ベッドに横たわっている臨月の奥様のお腹をさわると、椅子に座ったまま、力尽きたようにコトー先生の手が落ちます。
ドクターコトーは、あの矢吹ジョーのように、真っ白に燃え尽きてしまったのか?
その後淡々とした島民の日常生活が映像だけで無音が続きます。
診療所の待合室では、スローモーションで大勢の島民が立ち上がり歩き出す赤ちゃんを見て、大人がはしゃいでおります。
赤ちゃんが診察室に入ると大人の手がその赤子の手を握り、抱き留め、窓から差し込む逆光の太陽光の中、コトー先生が高々と持ち上げます。
よかった、先生は生きていた・・・・・・。
思わせぶりなラストシーンの解釈に正解はなく見た方々の感じ方次第です。
ラストシーン・・・・・・あれはDr.コトーが死に際に見た将来の夢だったのか。