secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

永遠の名機PM-G820

プリンターが壊れそうです。10年近く使っていたでしょうか? それが表示にあるPM-G820。
とうとう終末を迎えることとなりました。てか、もうちょっと延命出来そうです。
この業界にいると何となく分かりますが、当時PM-Gxxxxとつくシリーズは写真印刷に特化したシリーズでした。まあ、その他のシリーズが悪いというわけではありませんが、PM-Gシリーズはエプソンがかなり力を注いでいたシリーズでした。インクジェットプリンターの写真印刷技術は700番台は試行錯誤のシリーズだったと思える節がありますが、それを踏み台にしてPM-G800番台で頂点を極めたと申し上げても過言ではありません。
昨今のプリンターは、やれコピーだの、やれスキャンだの、やれCDレーベル印刷だの、有線無線接続だの、トレイの自動開閉だの、印刷技術よりも付加価値を強めて開発されております。
印刷技術は行き着く所までいったのかもしれません。てかそうでしょう。
その付加価値もそろそろ限界かも。あとは一体何が待ち受けているのでしょうか?
SecondFiddle的には両面印刷時の「ぎぎ」と言う音を静めるとか、さらなる静音性能とか、細かい部分では改良の余地はあるかとは思いますが、スキャンの解像度を上げるとよいかも、てな感じです。
以前はフィルムスキャンが出来る機種もありましたが、いつの間にか下火になりました。
何故、フィルムスキャン専用のスキャナーがあるかと申しますと、フィルムスキャンにはかなりの高解像度が必要なので、プリンターの付加価値としては弱かったのかも。
おいらも専用スキャナーを取りそろえております。
なんのトラブルも無く過ごしてきましたが、年賀状を刷り終わったあと、今日電源を入れてみますと

話を元に戻しますが、我がPM-G820、年賀状の印刷が滞りなく終わりましたんですが、印刷し忘れた年賀状があったので電源を入れました所、いきなり「プリンタ内部の部品調整時期が近づいています」との不気味な予告が出てまいりました。





これはいわゆる廃インクタンクが限界に近づいてきたからなのでしょう。よくありがちです。てか、インクジェットの宿命ですな。
廃インクタンクとは、余分なインクを吸収するためにあります。
なんと申しましょうか、以前分解したプリンタでは、固いスポンジのような高野豆腐のようなインク吸収材が出てきました。これに代わりティッシュを詰め込んでみましたが、うまく印刷出来たのはつかの間、直ぐに力尽きてしまいました。
詰め替える? でもティッシュを見ると色とりどりで、入れ替えようという気が起こりませんでした。入れるのも半端ないでしたので。
でもってエプソンのホムペを見ますとPM-G820の修理は「2011/9/30 終了」となっております。
廃インクタンクがどうにかなれば使えそうですが、上記に申し上げたとおり、苦労して使い続けるよりも、ここで引導を渡して終了にしてみるのも手。
PM-G820は発色が素晴らしい。さすがエプソン、という感じです。ドライバーを微調整することによって好みの色味が出来ました。もちろん他機種でも出来ますが、最新機種を常に見ることが出来る職場ですので、このプリンターも、発色やら色々見比べて決めた次第です。
ドライバーもWindows7用が無く、VISTAのドライバーを突っ込んで作動させました。
苦労が多いぶん愛おしさがこみ上げてきます。
思い入れは仰山ありまっせ〜(何故か関西)
で、次は同じくエプソンの「EP806A」辺りが狙い目かな。
値段も熟れてきておりますし、何より新型のプリンターが各社から続々と出てきます。