secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

Wordの呪い

G氏よりのご質問やらFCVを出したり入れたりして検証している間に、さらにすっかりご無沙汰になっております。あるいはまた本震並みの余震があったり、地震なのか自分が揺れているのか分からない今日この頃。
本日もBIOHAZARD4 PC版 改造計画 を離れてお送り致します。
まだ夏の怪談にはほど遠いですが、怪談話を……。


計画停電もままならぬ深夜午前2時。
夜半から降り出した雨が強くなり、さらに風が吹き始め、この頃になるとほとんど暴風雨となっていた。
叩きつける雨……ガタガタと音を立て軋む窓……。
当座びくびくしていたおいらだったが、慣れとは恐ろしい。程なくすると気にもせずブログ更新にふけるようになった。
その時突然、地震のように建物が揺れた。
その揺れ方が尋常では無いと咄嗟に思ったおいらは、立ち上がった。
外に飛び出すか……心がざわめいたふとその時……深夜の窓を横切る得体の知れぬ黒い影が!


「あの〜センセー」
「なんだ」
「外は真っ暗なのに真っ黒な影が分かるんでつか」
「言うでは無いか」
「は?」
「闇夜のカラス」


枕はこれくらいにして……。
Word2010を立ち上げたところ、前回の文章が立ち上がり、新規に文章を作成できない、と相談がありました。
どういうことでしょうか? 咄嗟には分かりませんでしたが、事の次第を熱く語るおばさまの迫力に負けてそんなバナナ、いや、馬鹿な、と言う話になりました。
Wordにしろ一太郎にしろExcelにしろその他いろんなソフトを新規で立ち上げると、白紙の状態で立ち上がるのが当たり前。
例えばWordを立ち上げ「こんにちわ」と書いたとします。そして保存して、ワードを終了させます。
次にWordを立ち上げますと、真っ白な白紙の状態で立ち上がるはずです。しかしそこにははっきりと「こんにちわ」
まさに奇っ怪な現象がそこに。
中年のおばちゃんが青ざめた顔で言います。
「今晩中に仕上げなければならない書類があるのよ〜」
……そうおっしゃられても、長年パソコンに携わるおいらとしても、この現象に関しては手の打ちようがありません。
「Wordを再ンストして」
おいらが言うと
「時間が無いのッ」
今度は興奮して顔が赤くなりました。やれやれ、青くなったり赤くなったり。
取りあえず預かりまして様子を見ます。様子を見ると言ったって、手立てが浮かばないことにはにっちもさっちも状態です。
第一、この様な問題に対してなんとググれば良いのでしょう? 適当な語句が浮かびません。
「Word 文章が消えない」
「Word 初期状態にならない」
その他その他……どれもこれもうまくヒットしません。望んでいる回答が得られないと言うことがストレスになります。
フラストレーションが高まったまさにその時、神が降臨いたしました。
Microsoftサポートページをみれ」
答はあっさりと見つかりました。それによるとwordのregistry、つまりwordoptionsのレジストリキーが何らかの影響で壊れた場合そうなる、と言うことです。
Microsoftは言います。
「registryの削除」


「あの〜センセー」
「何だ」
「削除したらとんでもないことにならしまへんか」
「削除しても新しく構成されるようだよ」


これは2010特有の問題では無く2002から載っておりますので、意外と古典的な命題の様な気がします。
件の女史は喜んで帰って行きました。


さて次の呪い(まだあんのか)
調子が悪いのでリカバリしてオフィスも入れ直し認証も終わったにもかかわらず「同意せえ」と立ち上げる度に「同意」しないとワードが使えない……というまさにwordの呪い。
OSはVISTA、問題のwordは2003。確かにいちいち同意を求めてきます。同意すれば通常通りですが、一度閉じてしまいますと元の木阿弥。
で、相談者はwordしか頭に入っていないようでしたが、因みにExcelを立ち上げても「同意」を求める文書がでます。これは正確に記するとword特有の問題では無くOffice全体のお話になります。
似たような現象を見たことがあったな、と思い探してみますとありました。
VISTAの場合、管理者権限を持たせていると度々同意のダイアグラムが出る事もある、と言う記述です。
通常アイコンなどで立ち上げますが、これだと失敗しますのでwordの実行ファイルを探し出し、右クリックより「管理者権限で実行……」をクリックして起動させます。
このまま何もせずに終了させると次からは「同意」ダイアグラムは出ません。
何とも不思議。


「あの〜センセー」
「何だ」
「この時同意がでるんでつか」
「出なかったと思うよ」
「思う?」
「覚えてないな〜」
「センセー、いい加減」


ごもっとも。