secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

Windowsエラーその2

ご無沙汰。久々にBIOHAZARD4以外ネタです。
こういった商売をしていると、色々持ち込み相談があります。
以前からぼちぼちと上記のメッセージが出て起動しないという問い合わせをいただいておりましたが、今回は2台のパソコンが上記のような症状でほぼ同時に持ち込まれましたので、BIOHAZARD4ネタもネタ涸れ状態ですしね、今回はこれを解析しますYO。
メーカーは国内有名ブランドで別々。共通点はどちらもWindowsXP
このエラーメッセージは、以下のファイルが何らかの原因で破損、または誤って削除してしまったときに表示されます。

* Ntldr
* Ntdetect.com
* Boot.ini

あるいはBIOSが古い場合に表示されるようです。でもBIOSをアップデートするにもパソコンが立ち上がらなければフツー、どうしようもありませんね。
BIOS以外の対処法は、メーカー製のCDではそれ自体ですべてをまかないますので、エラーだけを修復することはしません。つまり一気に購入状態となります。中のデータはすべて無くなりますし、ネット、メールなど各種設定をしなければなりませぬ。上書きインストールが出来ればデータも残る場合もありましょうが、メーカー製のリカバリツールはそれはできません。これは悲しい。
この場合WindowsXPのCDを単体で持っているなら望みはあります。
WindowsXPのCDをドライブに突っ込み、BIOSから起動順位第一位を光学ドライブにしたあと読み込ませますと、大概はCDから立ち上がります。
もちろんそのままインストールしてはなりませぬ。選択画面で「修復(R)」を選ばないとなりませぬ。この辺は自作した人ならば分かると思いますが、兎に角修復を選んでくださいな。さすれば修復コマンドの出番となります。
hal.dellの項目のように真っ黒な背景でコマンドプロンプトが立ち上がります。
c:\windows> 
注意したいのはインストールCDのドライブレター。
通常は
A、Bの各ドライブはフロッピーディスクドライブ。(無くてもBはフロッピーディスクドライブで予約済み)
Cが起動ハードディスク。パーティションを分けていればDドライブ(以下E、F……と増設ドライブ)
大概はEが光学ドライブとなります。
MAPコマンドを使ってインストールCDドライブを確認することもよろしいかも。
次に以下のファイルがあるかどうか確認するためにcd_c:\と打ち込みます。(_は半角スペースです。以下同じ)

c:\windows>cd_c:\

打ち込めばCドライブのルートに移動しますのでdirと打ち込みます。

c:\>dir

そして
Ntldr、Ntdetect.com、Boot.iniの三点の有無を確かめます。ま、今回の場合二台ともboot.ini以外はその存在を確認することが出来ませんでした。(つまり無いッて事ねw)
次に以下のコマンドを打ち込んで二つの ファイルをCD-ROMからコピーします。
c:\>copy e:\i386\ntldr_c:\
c:\>copy e:\i386\ntdetect.com_c:\
欠けたファイルをCDから補うわけでして。以下のようになれば成功、と。
Windows のインストールとして認識された合計数 : 1
[1] C:\Windows
また次に以下のようなメッセージが現れましたら
インストールをブート一覧に追加しますか? (Yes/No/All)……「y」を押してください。
読み込み識別子を入力してください……任意。たとえば 「Microsoft Windows XP 」等。
読み込みオプションを入力してください……/fastdetectと打ち込み。
さらに
c:\>fixboot
c:\>exit
立て続けに打ち込んで、最終的に再起動してくださいな。成功すれば無事Windowsxpが何事もなく立ち上がるでしょう。
今回はルートドライブにboot.iniがありましてので構築する必要は無かったのですが、もし万一boot.iniが無かった場合、追加のコマンドとして

c:\> bootcfg /rebuild

今回はこれで事なきを得ましたが、WindowsxpだけでなくVISTAにも起こりうる現象です。さらにいつも成功するとは限りません。何らかの関係で成功しないこともあります。そうなれば素直にリカバリ(再インストール)するしかないでしょうな。
「ハードディスクが壊れている」とか「起動ドライブの順位が違っている」とかの場合、起動順位が狂っている分にはBIOSで修正できますが、ハードディスクが壊れていた、と言うことになりますと思わぬ出費が……(;。;)。