secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

SMARTのスマートな使いこなし

 取り敢えず順調に動いているようですが、今回のようにハードディスクはある日突然壊れることがあります。
 ま、おいらの今回の事件は物理的に壊れたのではなくソフト的に壊れたのでありますから、再セットアップで済んだわけですがので、今回のお話とはニュアンスが違います。
ハードディスクは突然壊れるのではなく、徐々に壊れているのですが、ハードディスクにはファイル管理システムによりエラーを補正しています。このエラーの訂正が小さなトラブルを未然に防いでいるのですが、万能ではありません。エラー訂正の限界を超えたとき人間の目に「どないしょ、突然ハードディスクが壊れたッ!」と映るのです。これがある日突然にやってくる、と言われる所以でしょうね。
 故障の前兆が掴めないまでも、何かしら分かる方法はないのでしょうか? 
 実はハードディスクが備えている自己診断機能があります。それがS・M・A・R・T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)です。
 条件としてはS・M・A・R・T対応マザーボード&ハードディスク。またWindows上ではこれを確認できません。専用のソフトが必要です。
 専用ソフトと言っても有料からフリー版まで様々です。有料版でもフリー版でも基本は一緒です。
 有料版の方が故障日の予測とかハードディスクの温度変化など細かいところが分かります。フリー版は兎に角ハードディスクの状態を見てみたい人にはうってつけかもしれません。
 有料版では「SmartHDD」「HDDlife」等が有名どころ。海外製品ですが日本語表示も出来ます。パッケージ版で5000円程度ダウンロード版で4000円程度と言ったところでしょうか? 
 フリーソフトの場合有名なのが「HDDHealth」。検査項目を詳細に表示でき、不具合のある項目に関しては赤字で注意を促す、と言う優れもの。英語表示ですが有志により日本語パッチが出ております。
 ではどんな検査をしているのでしょうか?
 主なS・M・A・R・T検査項目
1  読み取りエラー率 重要項目のひとつ
2  スループット能力
3  規程の回転数に到達するまでの平均時間 
4  スピンドルモーターの回転/停止回数
5  代替処理が行われた不良セクターの数 重要項目のひとつ
7  シークエラー率 (ヘッドが所定のトラックに移動するまでの)
8  シーク平均時間 (ヘッドが所定のトラックに移動するまでの)
9  通電時間の合計
0A 規程速度まで上げようとしたさいの再試行回数
0B キャリブレーションの再試行回数
0C 電源入り切り回数
C1 ロード/アンロード回数
C2 ハードディスクの温度(最高55度)
C3 Eccエラーが修正されたかどうか
C4 セクター代替処理回数 重要項目のひとつ
C5 異常のため代替処理をもつセクター数 重要項目のひとつ
C6 オフラインスキャン時に発見された回復不能セクター数 重要項目のひとつ
C7 UltraDMAで発生したCRCエラー数
C8 書き込みエラー率
C9 プログラムによる読み取りエラー率
CA データアドレスマーク(DAM)のエラー頻度

ハードディスクの健康状態を見る上で現在の値、閾値、ワースト値、生の値、の四つに分類されます。その中で重要なのは現在の値(Value)もしくはワースト値が閾値(Threshold)を上回る場合、故障と見なされます。
で、おいらのハードディスクをHDDHealthで見てみますと‥‥‥

なんだなんだなんだなんだ最短寿命って。今日明日中に壊れるのかいあんた。