閉店間際に持ち込まれた日立のデスクトップ。
チューナーボード付日立のデスクトップにPCI接続のグラボを取り付けたところ、画面が写らない。となると一番考えられるのがさし違い。
俺「ははは、上手く差し込んでいないのでしょう」
客「馬鹿にすな」
怒られました。何であれ大切なお客様。馬鹿にしてはいけません。
ボードにはしっかり咄嗟っております。しかし写りません。どのディスプレーに差しても写りません。
どうです。恐ろしい話でしょう？
写らないことにはBIOSも弄れません。グラボの初期不良？ という事も頭をよぎりましたが、この状態では何とも言えません。今となってはPCI接続のグラボなんて、直ぐに手に入るシロモノでもないし。
万策尽きかけたときに、神が降臨しました。「チューナーボード外してみ」
IRQがバッティングしているかもしれません。聞けば、テレビは見ていない、との事。
「テレビはテレビで見ている」
ということですので、半信半疑でチューナーボードを外しました。
すると‥‥‥すると‥‥‥
これは摩訶不思議。何事もなかったかのように写るじゃありませんか！
もうこうなったらIRQだの言っていられません。下手にいじくってまた写らなくなったら大事です。写ったのを確認すると、すぐさま返しました。
‥‥‥その後どうなったか定かではありません。聞きたくもありません。客先に電話を入れて、調子を伺うなんて、とても恐ろしくて恐ろしくて‥‥‥。
どうです？ コワイ話でしょ？ でも怪異現象は未だ続くんです。
