secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

開発者の善意としてのフリーソフト

今おいらが使っていて、これはよいかなと思われる小粒できらりと光るそんなソフトを、これから随時ご紹介したいと思いますが、その前にまずパソコンの世界では何故「フリーソフト」と呼ばれる一連のソフトがあるのでしょうか? 
「パソコン」が未だ「マイコン」と呼ばれていたパソコンの黎明期、使い勝手が良いとは、決して言えませんでした。今のパソコンでもそれが言えますが、兎に角それを少しでも使いやすくするために、善意の有志(パソコン上のボランティアと言いますか)がソフト開発を無償で行っておりました。で、そう言った経緯があって、その精神が今でも連綿と続いているのです。
パソコン通信時代ではニフティサーブのフォーラムが一番盛んだったでしょうかね。(うろ覚え)
「こんなソフトを作ってみました。著作者は自分ですが、お代は頂戴しませんので、皆さん自由に使ってみてください」というような謙虚な意志から生まれております。
まあ、その後には「不具合が出たからと言って責めないでネ」みたいな文言が加わるようになりましたが、いまのところ、おいらのマシン群でそのソフトが起動しないと言うことはあっても、パソコンが滅茶苦茶になった、と言う経験はありません。
ご存じでしょうがパソコン世界では有名な圧縮ソフト「ZIP」。
ここ最近は「圧縮」というと「ZIP」が代名詞のようになっておりますが、これが出回る遙か以前に、日本では「Lha」と呼ばれる純国産圧縮ソフトがありました。DOSベースのソフトでしたがやはり当時としては画期的。「Lha」は最早、古典的な名作でしょう。
何しろ常時接続&高速通信なんて無い時代、如何にして通信費を使わずに大量のデータを相手に送るか、悩んでおりました。それが「Lha」が登場すると、その利便性にあっという間に日本中を駆け回りました。DOSベースだからオプションスイッチをつけないと思うように動かなかったりしましたが、今ではそのLhaを元にして、様々な人たちに改良されてUNIXMacに移植されたり、使い勝手が良くなったりと、進化しています。
「Lha」開発者吉崎栄秦氏。もしこれを販売目的としていたならば恐らく何億、いや何十億円と儲けたに違いありません。それどころかソースコードも公開しちゃった、と言うのだから大した人ですなあ。
(モッタイネー‥‥‥と考えるのは貧乏人のおいらだけ)
じゃあこの世に生まれる全てのソフトをフリーにすればよいのじゃないか、と乱暴な意見もあるかと思いますが、フリーソフトは個人開発が主で、なかなか組織だってできることではないし、商売にするならともかく「趣味的な」要素もあります。
最近のプログラムは複雑な要素で成り立っているため、プロジェクトとして組織的に進めている所もありますが、殆どは家内制手工業。寸暇を惜しんで製作することが多いので、遅々として進まないこともありますし、何より開発環境が個人では限界があります。なんたって全てのマシン、全てのOSで検証することなんて不可能なことよ。
昔ビジュアルベーシック4.0でプログラムを作ったことがありますが‥‥‥メゲタ。で、そんな環境の中堂々と発表するわけですから、多少のことは目をつぶって、有り難く使わせて貰いましょう。
と言うようなわけで、ようやく本題。(やれやれ)
-VLCMediaPlayer(万能と言っても良い動画再生ソフト)
最近DVDを見るときはこれを使ってます。何がよいのかというと、殆どの動画をコーディック無しで見られる。(コーディックぅ?)画質も良いし、市販のDVDプレーヤーも凌駕する‥‥‥と言っても良いすぎ?
WindowsMediaPlayerでも開けないのが、これなら開けたり、なにより凄いなと思ったのが、普通なら仮想化ソフトでマウントしなければ見られないISOファイルもへっちゃら。(ISOファイルぅ?)
再生速度を可変する事も出来るようですが、観賞用に使っているおいらにとっては余り意味なし。
惜しい点は海外のフリーソフト。ダウンロード先は英語。英語ニガテ。
そんな人でも大丈夫。ダウンロードすると分かりますが「日本語対応」。メニューも日本語。
話によるとリージョンフリーで海外製DVDを見られると言うのですが、おいら海外製DVDをもっていないため未確認。
ユルシテ。