secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

デカチーとは

我が駄犬、ダイエットに勤しむ

吾が輩はチワワである。名乗るほどでも無いが、いわゆる「デカいチワワ」=「デカチー」である。それも由緒あるブラックタンである。
デカチンではないぞよ。
どんだけデカいのかというと以前にも申し上げたとおり、体重は8キロ超えである。
見た目はチワワであるが、大半の人は「豆柴~?」と間違われる。失礼な。
血統書もあるぞ。名義は変えてないが。
とうちゃんが調べたところ、8キロ超えにであったためしがない、と言う。
やった~、吾が輩は暫定的ながらチャンピオンじゃ~♪。

ま、そんなこんなで動物病院から言われたらしい。人間の言葉は全く分からぬが雰囲気で分かる。
吾が輩は勘が良いのだ。
「このままでは足腰に負担がかかり、将来歩けなくなります。また心臓に負担がかかり、早死にしてしまいます。それでもよかですか~」

確かに図体はデカいけど、足腰はしっかりしておるる。
肥満犬ではないぞよよ。
決しておデブなチワワでは決してないぞよよ。
今でもソファから平気で飛び降りる。自分の意志で飛び降りても骨折、なんて事はないぞよよ。

誰だ、タヌキ、と言うヤツは。ケシカラン。

とうちゃんかあちゃんはどう思ったか分からぬが、急にご飯の量が減ったような気がする。
甘いものには目が無い吾が輩であるが、最近ニンジンや胡瓜のおやつが増えたような気がする。
吾が輩はキリギリスではないぞよ。

なんだこれは? カボチャ? 
それをニンジンだの胡瓜だの、野菜なんで食えるものか。吾が輩は騙されんぞ。
・・・・・・カボチャはそれなりに甘くて美味しいが・・・・・・肉を食わせろッ肉をッ!

なんだこれは? 牛からササミ? 
同じ肉でもこんなもん、食えるかッ!
以前と同じように、極上の牛ステーキをてんこ盛りにして思う存分食わせろッ!

しかし、まあ、腹が減っては戦ができぬ・・・・・・仕方ない、甘んじて受けようではないか。

毎月月末に、つめ切りとお薬をもらい受けることになっているようだ。
吾が輩にとって、病院という所は苦手じゃ。10年たっても馴染めぬ。非常にコワイところだ。

昔は『散歩』と称してルンルン気分で出かけたものだが、行き先が病院と分かった時点でひっくり返って抗議したものだ。
行かないところには絶対にいかん。吾が輩のポリシーだ。
何を思ったのか、かあちゃんは自転車なる乗り物に乗せられる。
前籠に乗せられ、散歩に連れてってくれると思いきや、病院前に到着するや否や吾が輩を無理矢理降ろそうとする。
そうはいかん。そうは行かんぞ。
吾が輩は必死の抵抗をする。

以前は朝早くに出て行って、夜に迎えに出たものだが、何時しか知れないがとうちゃんがずっといるようになった。
謎だ。

とうちゃんお気に入りの自動車なるものに乗せられる。
ジムニーとか言う、決して乗り心地の良いものではないが、散歩に連れて行ってくれる。
寺家町界隈とか鴨志田公園とか早野聖地公園とか遠王禅寺公園とか、遠くは四季の森とか夢見が崎とか、吾が輩にとってはとってもパラダイスなのだ。
そうそう、海の公園とか金沢自然公園とかも行ったなあ。

そよそよと吹く心地よい風の中、川沿いの歩道を歩き、草花に会釈し、行き交うワンコと挨拶し、季節を感じながら・・・・・・そうしながらゆったりと散歩を楽しむのだ。
乗ったら吾が輩は夢見心地とこれから始まるわくわく感で期待がふくらみ、興奮で鼻息が荒くなる。

しかし、数回に一度は病院に着くのにはどうもいかん。
期待を裏切られた瞬間だ。しかしどうすることも出来ぬ。
不本意ながら吾が輩は車から抱きかかえられ、車から降りる羽目になる。

期待に膨らんだ「ハアハアゼイゼイ」が恐怖の「ハアハアゼイゼイ」となる。


先生「順調に体重が減ってますね」
とうちゃん「そうですか」
先生「今日の体重は7.42キロです。このまま順調に減っていけば、お薬の量も減りますネ」
とうちゃん「そうですか先生、ありがとうございます」


吾が輩には人間の言葉は理解できぬ。

なんだありがとうって?