secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

吾が輩の嘆息

チワワ種族ではありますが

以前にも申し上げたが吾が輩はチワワ種族の犬である。ありふれた名前なので名乗るほどではない。
最近の体重は7.46キロにもなった。さすがに身体が重い。
とは申しても齢10年目であるが至って健康である。犬生も達観の領域に入ったものである。
7.46キロのデカチーではあるが、我がチワワ種族は超小型犬にもかかわらず、勇猛果敢である。
聴覚臭覚あらゆる感覚を使って、どんな人間が来ようとも、どんなに大型犬種であろうとも、ご主人様のため身を挺してまでも守り抜く覚悟がある。
先日も玄関先でくつろいでいた。玄関ドアが開放されており、かあちゃんが掃除している。誠にのどかな風景だ。


が、吾が輩の聴覚がある異変を感じた
ウム、誰だか分からないが、我が家に近づいてくる輩がいる。


差し迫った脅威
吾が輩はかあちゃんを守るべく玄関先から門扉までダッシュした。
かあちゃんは吃驚していたようだが、吾が輩には分かる。
しかしどうも嗅覚聴覚を総動員しても見覚えのある感覚だ。お座りをして登場を待つことにしよう。
程なくして人物がやってきた。
嗅覚聴覚を総動員して相手を探る。どうやらとうちゃんの妹のようだ。吾が輩にとっても重要不可欠な人間に違いない。これなら安心しても良かろう。吾が輩は尻尾を振り迎え入れる。
「アンタ、何処で分かったの?」
かあちゃんは不思議がっているが、ナニ、犬種族としては当たり前の行為だ。
二人して色々話をしているが、センテンスが長すぎて吾が輩には到底理解できない。
そうこうしているうちに、部屋に招かれ長椅子に座らされる。そして妹なる人物に撫でられる。ぞぞっとしたが、我慢しようではないか。
犬生10年、もはや一寸したことでは動じることは無い

程なくしてとうちゃんが帰ってきた。吾が輩にとってはとうちゃんは、絶対服従の存在だ。粗相は出来ない。
そうこうしているうちに食事なるものが始まった。これは吾が輩も積極的に参加せねばならん。
従順を示すように最大限尻尾を振り愛嬌を振りまこうでは無いか。そうすることによりおこぼれを頂戴するのである。7.46キロ何のその、寝てなんかいられない。今現在が良ければそれで良し。
後は野となれ山となれ。
一段落したようで人間同士の歓談が始まる。まるっきり分からん。ひとしきり終わった後でとうちゃんの関係者は去って行った。
遊びに来たという訳か。ヤレヤレ、こうして一日が暮れるのであった。
そうそう。おこぼれを頂戴した後の夕食もまた魅力的だ。ガツガツと喰い、とうちゃんかあちゃんからおこぼれをもらう。至福のひとときだ。
満足して就寝となる。
就寝の前に体重測定だと? とうちゃんが抱え吾が輩の体重を量る。
え? 7.84キロ? そんな馬鹿な。