secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

ドラゴンクエスト10 アスフェルド学園とは

遅ればせながらアスフェルド学園に潜入

2016年に公開されたアナザーストーリー、その名も『アスフェルド学園』、通称『アス学』。
コンセプトが不明とか展開が貧相とか巷では不評のようですが果たしてそんなものなのか? 今更ながらに入学してみました。

と言うことでドラクエに興味の無い読者諸兄は読み飛ばしてちょ。
(以下ネタバレ要素満載:古いストーリーですのでネタバレ免除ってか)

端的に申し上げますと、学生に姿を変えてアスフェルド学園に潜入し、謎の一味と戦って壊滅せしめ学園を解放するというストーリーです。アイテムやゴールドも持ち込むことができず、既存のステータスも反映されない独立したストーリーです。
学園の各教室が得体の知れない壁で閉ざされております。入室することもかなわず、学園内は大騒ぎです。壁の奥には閉ざされた生徒さんがいます。さあ、助けなければ・・・・・・とは申しましても、何故か職員室には入れたり廊下の生徒さんもまるで危機感無し無し。
こんな未曾有の謎に包まれれば誰だってパニくるに違いありませんが、そこはそれ、天下のドラクエであるぞ。
本編のバージョンを重ねているうちにアス学も使い勝手がよくなっていったと言うことですが、各教室に巣くうモンスターを討伐しつつ教室開放というパターンは変わらないようです。
ボス戦以外は短め。しかしながら、戦闘が終わった後フウキに戻ると話が長すぎ冗舌過ぎ。
立ち絵というのですか、キャラが大写しになり、大仰に驚いたり、腕組みしたりという、もっさりした動作でイラつきます。ショボイグラボならさらにもっさり感マシマシッてか。DQ10はグラボにやさしい軽いゲームのはずですが、わざと重くしているのでは、と勘ぐりたくなります。
モンスター討伐も「わかめかめかめうみのさち」とかで戦闘すること無く終了てな場面もあり、真面目なのか不真面目なのか誤魔化しているのか茶化しているのか巫山戯ているのかよくわからん状態です。写真の撮り方すっかり忘れてましたよ。思い出させくれて、どうもありがとね。
学園と言うことでラブが発生します。
花火大会とか海水浴、落ち葉拾いとかどうでも良いことに現を抜かし絆を深めて友人・恋人となる学園ラブストーリ・・・・・・と言えなくもありませんが、歴代ドラゴンクエストの系譜から考えますとこれはどうなんでございましょうか。

初っぱなから今後どのような本編と関わりを持つのかと思わせる、どこぞの国の国王になる王子様が学園にいらっしゃるのですが、メインストーリーに戻ってもその王子様は一切登場しません。期待を持たせやがって。
ミラン、お前のことだ。

その他オノ使いの苦悩とか、弓使いが手下の下僕とか、悪魔の手先とか、あれだけ説教を垂れる教頭が悪の権化と化すとか「アス学」キャラ総出演の展開は分からなくもありませんが、行き当たりばったりという感じがしないでもありません・・・・・・とおいらは思いましたけど。
感情移入みたいなのが期待できませんし、トントン拍子に話が続くし、さらにストーリーの後半辺りから都合良く出てくる、あのゲッチュ君というのは一体何だ。

ドルボードの利用も学園の外のみでしか利用できず、補給も出来ません。学園内を駆けずり回るのですから、誠に中途半端ですな。
その点、使い勝手が良いのは『フウキのつばさ』。
部屋の中にいようとも瞬時にして目的地に飛ぶことが出来るので、本編のルーラーストーンよりも使い勝手が宜しい。
申し上げるとおりDQ10とは独立した話でございまして、本編となんの絡みもありません。(今のところ)。学園討伐として割り切って戦いに邁進するには良いでしょう。出てくる怪物連中も顔なじみ。
そのモンスター退治もあらかじめ武闘館でレベルを上げておけば比較的倒しやすいです。
もっとも最終章になりますと、連続で戦闘があったりしてかなりきつい場面もありますが、最後は他力本願、と言うのがどうにもこうにも。

学園ラブストーリーとして絆を深めていくのも乙というものです。
誰と仲良しになるのか、はたまた恋愛対象として進めていくのか。この恋愛感情も男同士女同士でも可能です。おいら男ですのでリソルと恋愛に陥ったら・・・・・・。
ゲームの性格上Hな事にはなりませんのでそこんとこヨロ。

何にしてもアス学は異色でございますな。
何を持って良い悪いを判断するか、はその人次第ですが・・・・・・え? あんた、どうなんだッて?
おいらとしては、まあ楽しめたかな、と。
ラスボス退治はある意味感動的ですらありまする。まさかあんな終わり方があるとは・・・・・・でもまあ、アス学再入学ないでしょうなあ。
話によりますとVer4との絡みがあると言うことを聞きましたが、現実的な問題として未だVer3.1を彷徨いているだけですので、これからが本番です。・・・・・・なんてな。

もう一つのアス学の楽しみ方。それはアスフェルド光章集めです。これだけは唯一学園外に持ち出せるもので色々有益なパーツに一度きりですが取り替えることが出来ます。
数量に関して限界がありますので無限に交換というわけにはまいりませんし、取替には限度があります。

※追伸
黒猫マギー救出作戦、一部修正加筆しました。