皆様ご無沙汰です。
今回まとまった休みが取れましたので、久々に伊豆旅行としゃれこうべ、違った、しゃれ込みました。
以前立ち寄り湯として訪問した「やまびこ荘」でしたが、今回本格的に泊まってみようと思い立ち、我がサイと駄犬を連れての一泊二日の旅行です。
やまびこ荘ですが、ホムペによりますと元々は小学校として建設された建物で、開校当時は大層賑わったそうです。時代に押され少子化が進み廃校となりましたが、地元民の熱意より青少年育成のための宿泊施設として蘇りました。
とは申しましても、何せ山の中ですから、よくこんな場所に小学校を建設したな、という感じです。
さらにこの宿は簡素質素完全自足自給です。夕食は事前に申し込んでおかないと食いっぱぐれますし、トイレは共同トイレだし、洗面所も部屋にはありません。布団の上げ下ろしも自分で行うし、食堂と称しても別宅でただっ広い会議室で、食卓の机は会議用長テーブル、椅子はパイプ椅子。
こんな簡素な宿は何処探してもありません。かもしれません。
何しろここにたどり着くには難行苦行の連続で、兎に角クルマ必須。さらに県道59号線を使うのですが、これまたすれ違いが困難なほど狭い道です。対向車がクルマならともかくミキサー車やダンプが平然と通ります。正面からダンプが来たら躱しようがないほど狭い道です。ダンプにも遭遇しましたが、ナントカやり過ごすことが出来ました。
道自体も薄暗く、さらに曲がりくねって見通しが悪く、昼間でもヘッドライトをつけての走行です。ここをフィルダー君とともに走るのですが、いつもヒヤヒヤ。今回も大回りしたクルマがいきなり出てきて、魂消たほどです。
MT車では場合によっては4速も可能ですが、ずっと2〜3速走行。AT車だとどうなんでしょうねえ……。
はっきりと申し上げますが、地元民しか使わない道ですので運転初心者は通行しない方が宜しい。でもここを使わないとたどり着けないんですねえ。
それなりの道ですが松崎方面から北上するのが宜しいかも。くれぐれも仁科峠から侵入しないように。事故ってもSecondFiddle責任を持ちません。場所によってはケータイが繋がらないのでJAFを呼ぼうにも呼べない、とか。あくまでも自己責任で。
さんざ悪口ばかりですが、良い所は「温泉」。温泉ですよ、温泉。こんな山奥で温泉なんてなんて贅沢でしょう。比較的ぬるめの温泉ですが、出ると身体ぽかぽか。
さらに申せば宿帳をつけ説明を受けた後はご自由にどうぞ、ッてなもん。
基本ほったらかし。
なにしろ宿泊料金が料金ですから（詳しくはやまびこ荘ホムペ参照）これが良いですな。誰に干渉される事もなく自由のびのび。今回わしらだけだから貸し切り状態羽根伸ばし放題。
今回海水パンツを持っていかなかったので利用しませんでしたが、温泉プール、あります。温水プールではありません。「温泉」プールです。それも本格的。さらに宿泊者は無料。宿泊者は温泉も無料。
元々教室なので泊まった部屋の広いこと広いこと。琉球畳が敷かれ、わしら二人ではまんじりともせず。
こんな山奥でもテレビが見られます。四つのチャンネル、と最初言われましたが、さすがデジタル、ウツリは綺麗。
夕食と言っても、刺身とか生ものは出さないそうで。町営だから食中毒を警戒してのことなんだろうと勝手に思いましたが、やはりそうでした。
今回のブログでは写真はありません。撮らなかったとお思いですがそれなりに撮りました。今整理している所ですよ、旦那。その2ではふんだんに内部公開しようかと。（何時になるんだ？）
