secondfiddle@人柱日記

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昨今の電力事情

EV車の行く末など雑感

2022年3月16日真夜中の福島県沖巨大地震により火力発電所が損壊し、電力供給に支障を来していることは読者諸兄もお解りの通りでしょう。
あの時横浜地方では緊急地震速報が30分おきくらいに鳴り響き、おちおち寝てもいられない状況が明け方まで続きました。

被害なども甚大でこのことはWikiで詳しく公表されておりますが、おいらが杞憂することの一つに未だに新地火力発電所1号機の復旧の見通しが立っていない事です。
100万キロワットという電力が未だに供給できておりません。
このことが今夏、今冬に影響が出るのでは無いかと思っております。

3月22日は季節外れの極寒とも言える日でしたので、東京電力東北電力両管内では電力需要の逼迫が起き、すわ、電力需給逼迫警報発令か、と危機的状況になったことは記憶に新しいですね。
ほとんどの発電所は再開できておりますので、東京電力としてもなんとか融通し合って今年を乗り切ろうと努力していますが、もし万が一、真夏の暑い午後に電力供給が絶たれた場合どんな世界が待ち受けているのでしょうか。窓全開しても入ってくるのは熱風。いや、風があるだけ未だよいかもしれませんが、部屋の中での熱中症も否定できません。
信号も止まり、電車も止まり、高層マンションのエレベータも止まり、IHも使えない、スーパーもコンビニも企業活動も止まり等インフラ自体にかなりの被害が予想されます。いや、インフラと言うより人的被害マシマシの可能性大です。

これに対して政府や諸官庁、各電力会社は「欲しがりません勝つまでは」「断じて行えば鬼神これをも避く」(アンタ、戦前生まれかい?)の精神論を振りかざし、国民に耐えてもらうしか方策は無いでしょう。まさに踏んだり蹴ったりです。

もちろんそうならないように電力の融通とか、努力はするでしょうが、極寒の最中にまともや巨大地震が起きないとは限りませんし、ね。
Co2削減のために有用性がありながら石炭発電そのものを廃止したり縮小したり、太陽光発電も夜は機能を発揮しませんし、風力発電も風が吹かなければどうしようもありませんし、地熱発電その他の技術もこれから先の話ですし、今ある手数の中では原子力発電の復活が手っ取り早いとも言われておりますが、地震がない欧米諸国ならともかく、地震が頻発する我が日本国において原子力は危なっかしいですね。
では、他になにか良い方法があるんですかい? 旦那、と言われてもねえ・・・。極力電気を使わない方向で行くしか無いのでしょうか。

なにかにつけ電気に頼るのは、その利便性に目覚めてしまったからに他なりません。逆に電気が無いと何も出来ない、という位置づけをしてしまった我が愛すべき日本。

日本国においてまだEV車の比率は1%程度と言われておりますが、EV車の利用として蓄電機能を生かした生活が考えられます。今後EV車の普及はここにかかっているのでは?
とは言ってもあくまでも自宅に車庫がある戸建て向きですし、肝心の電気が来なければ給電も出来ませんし。
一家に一台発電機を設ける事も可能でしょうが、それも叶わぬ夢、かも。