secondfiddle@人柱日記

ま、パソコンと車とカメラとそれから・・・・・・

横浜市青葉区:壺中天

我がサイの誕生日記念として

横浜市青葉区桂台に住宅街の中にひっそりと立つ一軒屋風中華料理店があります。
ここが知る人ぞ知る(かどうか定かではありませんが)壺中天というお店です。

壺中天と書いて「こちゅうてん」と読みます。命名の由来は分かりません。

中華料理店と言っても、妙にこってりとした中華料理店っぽく無くひと味違うお店です。
ホームページを拝見致しますと
『中華料理の伝統にとらわれることのない食材選びや調理方法で新しい中華を目指しています。従来の中華よりも、薄味・ヘルシーなメニュー作りを心掛けつつ、季節ごとの旬を味わう料理にも力を注いでいます』(完コピ)。

別に壺中天の回し者ではありませんが、我が家からジムニーを飛ばすこと十数分、今回我がサイの記念すべき誕生日にサプライズも兼ねていってまいりました。
事前にランチコースに二品加えたランチスペシャルを注文しておきます。

厄介なのはフリーでは入りにくい所かな。電話などの事前予約が必要です。入り口には堂々と「本日は予約のお客様で満席です」と書かれております。
二度ほど予約なしで入店しましたところ、見事断られました。

この様な言い方は大変失礼な言い方ですが、繁盛店と言うには広い店内では無いです。
もっとも隣り合わせで窮屈では無くむしろゆったり目に作られております。
今日で4回目の利用ですが、専ら平日のランチタイムにしかお邪魔しておりませんので、ディナーとか土日祝祭日なんかは繁盛しているに違いありません。(と勝手な想像です)。
日替わりランチは税込1400円。今回選んだランチスペシャルは税込3003円。どれもお一人様料金です。

高いとみるか安いとみるか、はアナタ次第です。

ランチスペシャルコースは全部で9品目だったかな。おいら老夫婦としては量、質ともに大満足ですよ。

最初にお茶が来ました。
今日はボーボー茶、と言うことですが、お茶の入れ方が独特で、ちいさな筒状の陶器と、これまたおちょこよりもちっちゃな茶器でお茶を入れてくれます。
ちいさな急須で一杯目を入れますと、直ぐに捨てますのには当初は驚きましたね。

「もったいね~」と思うのは個人の勝手ですが、これが壺中天の流儀というヤツでしょう。

ちいさな筒状の陶器は「香りを楽しんでください」と言うことで仄かに臭う茶葉の香りを楽しむ、と。
話は前後しますが、小さめの急須にお湯を入れますとそのまま淹れるのでは無く、逆さまにして別の容器に注ぎ込みます。

これは見てからのお楽しみ、と言うことにしておきます。

一杯目は注いでくれますが、後は勝手にやってちょ、みたいな。

前菜も中華、というよりあっさり系。甘エビ? がのっかり燻製のお肉と独特なソースで醤油とか不要です。
思わずフランス料理かと思わせるほど。
野菜スープがまた中華では無いですな。
すましたコンソメ風、と申しましょうか、刻んだ大根などは主張すること無く、独特なスパイスが利いてこれも美味い。

蒸し点心三点盛りは大きめのシュウマイが独特な存在感を表しております。
肉と魚の料理が別々に作られるのですが、まず、黒酢あん掛け鳥の肉料理は、炭火焼き風。
黒酢とは申しましても酢の要素はまるでナシ。
これでパンがあれば引き寄せたいぐらいのソースの旨さでした。
魚料理はおいらの大好物の一つ、エビチリ。むき海老はほどよい堅さの食感です。
今回の料理の中ではこれが一番辛い部類に入りますようで。

これにチャーハン(これはフツー)デザート、となるともはやおいらのお腹は妊娠8ヶ月ぐらいに丸々と。
まあ、8ヶ月はどんなお腹になるのか知りませんがね。

お誕生日サプライズとして別に注文しておいたのが、でっかいお皿に一寸したお菓子がのっかり「HappyBirthday」と書かれたチョコレートメッセージ。これはデザートとは別に用意されておるようです。
これには我がサイはビックリしたようでした。おいらも初めて見ました。これは別料金かと思っておりましたがコース料理の料金込み。
有料でも承ることが出来るようですが、これで充分、と言うかお店には申し訳ないな、という感じで恐れ入りました。

ホームページでお解りの通り、坂を登らないとたどり着けないような不便な場所です。
東急田園都市線青葉台駅からもかなり遠い場所ですし、車でも意識していないと通り過ぎることもあろうかと。

それに重ねて申し上げますが、予約必須。